専門家の予想も外れる

戦争はなかなか終わらないものです。最近だと2022年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻も2週間で終わると言われていましたが、いまだに4年以上が経過しています。終わる気配がありません。

この戦争ももともとそんなことは発生しないと専門家が言っていた戦争です。そんな馬鹿げた戦争をロシアが行うはずがないと言い切っていたのを覚えています。しかし現実は予想から外れたことがスタートしてしまうものです。

こちらも終わらない

2026年2月から勃発した、イスラエルと米国によるイラン攻撃も同様。すぐに終わるのではないかと当初は予想されていましたが、まだ終わりません。合意に至るという報道も何度もありましたが、そんなこともなくまだ続いています。

ホルムズ海峡も日本のタンカーが行くことはなく、結局のところそのルートは閉ざされたままです。ここに来て、サウジアラビアの石油供給が止まるかもしれない情報が入ってきています。パイプラインが攻撃され、使用できなくなるのでは、という報道。日本は調達の約20%をサウジアラビアのパイプライン経由で調達しています。ひょっとすると、これが手に入らなくなるかもしれないのです。

日本の調達状況

日本の石油調達は前年並みに戻っていますが、調達コストは上がっています。また、タンカーのルートも南アフリカ経由で運行しているので、運賃も
・1.6倍
になってしまっています。

さらにサウジアラビアの石油調達に問題が出てきたら、まだ上がる可能性も出てきます。石油自体の価格も上がってきており、日本の石油調達だけの問題ではなく、世界全体で石油調達が継続できるかが争点になりそうです。

まとめ

日本の代替調達は今のところ問題が出ていません。しかし、懸念材料として、調達先の米国などが石油在庫を販売しており、米国の在庫量が減少しているのが気になります。もし、供給が減少したら日本も影響が出てくるでしょう。すぐに影響が出る内容ではありませんが、少し先回りして、ワーストシナリオを描いておくことが今できる安全策だと感じます。

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執筆・運営 :藤原毅芳(fujiwara takeyoshi) fjコンサルタンツ :『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』

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