経営は、すべてがつながっていないと
結果が出てきません。
【すべてがつながる】とは、
つながりの中で意味があるということ。
たとえば、数多く開催されている会議を
考えてみます。
このひとつひとつの会議が
【なんのために】
行われているのか、そして
【どことつながっているのか】
が重要なのです。
会議は、「報告の場」と考えられていますが
それ以外にも重要な側面が
【歯止めをかける場】
でもあります。
【歯止め1】→【歯止め2】→【歯止め3】・・・
というように、会議ごとに歯止めがかからないと
決定事項は動きません。
営業所会議→所長会議→部課長会議→役員会議・・・
の中で、ある会議だけが「決定事項」に対して
歯止めをかけなかった、ゆるいチェックしかしなかったら
最後まで到達するわけがありません。
目標数字は、この手の問題が頻発します。
達成しないときに、「営業所会議」だけを
集中的に改善しても結果が出ないときは、
【歯止めの連鎖】が他の部分で止まっている
はずです。
【連鎖】という観点で確認が必要なのです。
「部分最適ではなく全体最適」
という言葉がありますが、これは
【歯止めの連鎖】を見ることによってだけでも
全体最適への道へ導くことができるのです。
【歯止めの連鎖】の視点が俯瞰への第一歩なのです。