【粘り強さ】と【短気さ】の関係について
社員の「定着率」とリーダーの【粘り強さ】には
相関関係が明らかにあります。
リーダーが人に対して短気であればあるほど
定着率は下がります。
粘り強ければ、定着率も上がり、
メンバーが成長していきます。
なぜ、こんな現象が起こるのでしょうか。
仕事ができる人がリーダーになっています。
仕事ができるひとは「せっかち」で
あることが多い。
そう、仕事について考えるときは
気が短くてもいいわけですし、
そのほうが仕事が進むことのほうが多い。
仕事の結果は、【決断の積み重ね】と【早さ】ですから
短期間に決断をこなせる人が結果を出しリーダー
になっていくのです。
しかし、人を束ねて組織をつくるときは
短気さがアダになります。
ここがバランスのポイント。
リーダーが考えているスピードでメンバーが
成長することは、ほとんどありません。
裏切られたと感じるリーダーの方が多いのでは
ないでしょうか。
それくらい、人を育てるのには、
【教えた】と【成長した】のタイムラグが
大きいのです。
よって、仕事の決断については
【粘り強さ】1:【短気さ】9で。
人の教育、信頼関係には
【粘り強さ】10:【短気さ】0で
バランスをとりたいところです。