「部下には、質問をして合意を取って

きちんと確認してますから大丈夫です」

とあるリーダー談。

逆に部下の方にヒアリングしてみると

『ええ、たしかに確認はされていますが、

形だけでして。

話す前から結論が決まってます。

いつもなのですが』

と感じていました。

なるほど。

この組織が停滞気味、積極性がないのは、

こんなところに原因があるのでした。

建設的な意見を言うつもりでも、こんな

リーダーの元では、あきらめてしまうのですね。

「この件は、どう思う?」

と話しをリーダーから振られても

『○○リーダーは、どう考えているのですか』

『どちらでもいいと思いますが』

『意見は、今のところありません』

と【イエスマン】の返答しかしなくなり

それが組織の習慣となってしまうのです。

部下の方が意見を言っても、結局、リーダーの

意見を押し付けられるので、

リーダーは、

【確認しているが、結果、無視をしている】

という現象を引き起こしているのです。

【聞いているようで、聞いていない】

単純に、意見を押し付けているのですが

【質問している】

というクッションをはさんで、軽く

ごまかしているように見えてしまうのです。

建設的な意見を部下に求めるときには、

・結論を押し付けない

・結論を急がない

・あいまいで終えることもある

ということを実践したいところです。