「もうダメですかね?」
「いろいろ教えたのですが、変わらないし、
それどころか、批判めいたことしか言わないし」
と嘆くリーダーの声を聞くことがあります。
部下を教えているが、【変わらない】。
変わってもらわないと会社の業績は
上がらないので、本当は変わってほしい。
でも、
これ以上、変わらないのならば、教えても
意味がないのでは?、と思っている。
こんな時、どうすればいいのか。
【できるとは、思えない】
と感じていることがあります。
そうであるならば、自分でも【できる】と
理解させれば、少しずつ変わることができます。
では、【できる】と【できない】はどこで
判断しているのでしょうか。
それは、【見えている範囲】と【知っている解決法】で
判断しているのです。
見えている範囲が狭ければ
【できる】<【できない】
の思考に入り込みます。
知っている解決法の種類が少なければ
同じように
【できる】<【できない】
になるのです。
たとえば、営業の方を変えるときは、どうするのか?
見えている顧客の範囲が狭すぎることが多い。
対象となる顧客が世の中に何人(何社)いるのか?
を考えてもらうことで、視野を広げる。
次にその未開拓の対象顧客に対して、どのような
営業アプローチをするのか?
現在、自分たちが可能なアプローチ方法を
すべて計画してみる。
たった、こんなことを、徹底するだけで
時間とともに、人は変わります。
「変わらない」部下の方は、決して
単に性格が悪いのではなく
単にマイナス思考なのではなく
単にやる気がない、
のではありません。
単純に、
【見えていない】
【知らない】
だけなのです。
最近も変わることのできた方から
『ようやく見えてきました。
もう大丈夫です。
今まで、だれも教えてくれなかった。』
と感想をいただきました。
本音があわられている言葉です。
変わらない人に対して、
その人の責任
にするのではなく、
【見えていない】ものを見せて
【知らない】ものを教えてあげましょう。
そうすれば、必ず人は変わります。
そして、会社の業績が向上し続けます。