「これだけ、長時間働いているのだから」
「これだけ、効率よく仕事をしているのだから」
「これだけの顧客を開拓したのだから」
と評価されたい点は、人それぞれ山のように
あるはずです。
「やった分は評価してほしい」
というのが本音でしょう。
しかし、現実はそうなりません。
特に、リーダーなどの役職者になればなるほど
仕事の【量】と【質】だけでは、評価されません。
やはり、
リーダーには、【成果】が求められるからです。
では、リーダーには、成果以外の
プロセス評価が成り立つのでしょうか?
仕事の【量】と【質】のプロセス評価は
リーダーには、やはり存在しません。
しかし、1点だけプロセス評価をしていい
部分があります。
それが、【成果を出す責任感】です。
自分が部署の数字を達成する、
自分が部署の掲げた目標を達成する、
という責任感のことです。
先日も、新しくリーダーになった方にこんな
ことがありました。
目標を少し高めに設定。
月末近くになったところで、確認すると
「あと**万円で達成します!」
と言い切っていたのです。
翌日には、「すみません。かんちがいでした」
と、訂正が入りました。
計算ちがいをしていたみたいです。
しかし、未熟な点を追求するより、必ず達成する
という責任感をこの場合は評価すべきだと思いました。
「寝ても覚めても***」
というフレーズがあります。
リーダーが最後まであきらめない姿勢、言動は、
この「寝ても覚めても」という責任感からしか
うまれません。
リーダーの種は、この責任感から植えることだと思います。