製造業、メーカーでは、標準部品の
割合を高めています。
自動車、家電をはじめ大手がその方向に
舵取りをしました。
これは、地震や災害の影響が出たため
リスク低減を狙っています。
しかし、本音はちがうでしょう。
グローバルな市場で戦うために今までの
国内向けの体制ではダメだと気がついたのです。
体制変更には痛みがともないます。
それを今回の震災を機に一気に方向転回したのです。
今までは専用部品を自社か自社グループ(系列)内で
つくることによって差別化をはかってきました。
しかし、昨今その体制でつくった製品が売れません。
これは、部品の差別化で売れなくなったということです。
スペックだけで売れる時代ではなくなった、ということ。
消費者は高度化され、スペックの差を感じていません。
その他の要素、デザイン、商品構成、パッケージで
判断するようになってしまったのです。
その流れでは、自社で部品を開発製造することは
かえってコスト高を招きます。
そのために、標準部品を広げ、コスト面でも世界で
争えるようにしているのです。
はやく流れに気がつき、流れに乗ることが重要。
大手の本音を予測しながら、次の時代を見通すことが
大事ですね。