【選択と集中】

と言えば、事業を選び、集中させること。

事業ドメインの選択と集中を示していると

とらえられることが多いです。

しかし、もう一方の側面も存在しています。

たとえば、

【社長の時間、選択と集中】

もそのひとつ。

事業を広げ過ぎてしまうことがかえって

全体の業績を悪化させている時、詳しく

見てみると、社長の時間が分散化されて

いることが原因です。

事業を広げ過ぎたから上手くまわらないのではなく

社長の時間が分散化したために、上手く経営できない

のです。

ようするに、時間の選択と集中が判断できていなかった、

ということでしょう。

特に、人との付き合いの良い社長ほど、接待時間が

長いです。

これは、社長の能力という資源のロスを招いています。

月間でどのくらい浪費しているのか、振り返りが必要です。

時間の浪費と業績の連動がどのような関係なのか

リサーチするのもひとつの方法でしょう。

まずは、自分の足下から見直すことが大切です。

単に、【忙しい】とは、己を亡ぼすだけですから。

最後にAmazonCEOのベゾス氏の言葉を。

「これまでのビジネスでは、70%の時間を

使ってこんなことをやると大声で訴え、

それを実行するために残りの30%を充ててきた。

しかし時代は変わった。今はもう逆なんだ」

https://toyokeizai.net/articles/-/13212