肩書きを外したらフラットに
大企業を中心に社内の呼称を「さん付け」に統一する動きが加速しています。部長も課長も「さん付け」で呼び合い、年齢や性差を超えたフラットな組織づくりが進んでいると記事が出ています。個人的には
・フラットな組織づくり
という一面だけでこの現象をとらえることはしません。その理由は後ほど解説します。
フラット化は進む、確実に
組織形態は今後、
・フラットな組織
になっていきます。これは確実です。最近、その方向性を確信しています。なぜか。
それは、組織の情報共有がさらに進むからです。社内の
・透明性
が上がるので、組織形態はフラットになっていくのです。そこにAI導入が加わるとさらに加速度がついてフラットになっていくのです。単なる
・メッセンジャー
でしかないリーダーはその役職がなくなる確率も高くなってきました。現在のリーダーの方は、ココを理解しておいた方がいいと思います。自分の存在意義が問われているのを知っておいた方が良いでしょう。
フラット化が進む真の理由
役職名で呼ばず、「さん付け」で呼ぶことについては、組織をフラットにするだけでなく、もうひとつの理由があります。それは
・年功序列廃止
です。社歴による昇進が消滅しつつあるのです。また役職定年などの役職が外れる年齢も下がっており、役職がなくなってからも在籍するケースが増えています。そのため、役職名で呼ぶと後から困るので、「さん付け」で呼ぶことになっているのです。
「言いやすい空気」が業績を押し上げる
「さん付け」で呼ぶことでプラス面もあります。意見を言いやすい雰囲気になるからです。
・質問しやすい
・アイデアを言いやすい
・意見を出しやすい
のです。これは、業績に影響します。アイデアの量が増えたり、意見が増えれば、業績がよくなるのは実感しているはずです。その雰囲気をつくるのに「さん付け」は大きな効果があるのです。
上司や先輩の顔色をうかがって問題を報告できない、改善のアイデアがあっても言い出せないといった場面を減らすことが経営にとって、大きな意味があるのです。雰囲気をつくるには、最低でも6ヶ月間はかかります。すぐに醸成できるものではありませんが、必ず理想の雰囲気は形成できるので、取り組む価値はあるでしょう。
まとめ
「さん付け」というシンプルな一歩は、組織改革の第一歩です。言葉を変える、呼び方を変えることで雰囲気が変わり、文化も習慣も新しくなっていくのです。小さな配慮かもしれませんが、組織の根底である土台を形成するには欠かせない部分。ないがしろにしたくないと感じます。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ 藤原毅芳(fujiwara takeyoshi) 運営 執筆
