給与のことは誰もが気にしています。
その割には世の中の平均値を知っている
わけではありません。
自分の半径数メートルの範囲で高い低いを
判断しているのではないでしょうか。
国税庁から民間給与実態統計調査 平成27年分が発表
されています。
これは、給与総額(源泉徴収額)を給与所得者数で割っただけの
数値ではありますが参考にはなります。
(厳密に個人の所得をあらわしているわけではない)
平均給与は420万円と出ています。
男女別だと男性が520万円、女性が276万円。
また、事業所規模別に見てみると
10人未満:平均給与316万円(男性:395万円、女性:222万円)
10人〜29人:平均給与350万円(男性:426万円、女性:237万円)
30人〜99人:平均給与338万円(男性:405万円、女性:232万円)
100人〜499人:平均給与351万円(男性:422万円、女性:245万円)
略
5000人以上:平均給与396万円(男性:521万円、女性:228万円)
となっています。
男性で平均給与が大幅に上がるのが5000人以上規模の会社と
なっています。
それだけビジネスモデルが強い、利益を稼いでいると
予測されます。
では、規模が小さい会社がダメということでもありません。
世の中には規模が限られていても給与水準が高い
会社もあるのです。
ただ、全部がそうはなりません。
あくまでお客様に認められ、他社と差別化されていて
はじめて利益という数値(スコア)となるだけなのです。
そこはどこまでいっても自由であり公平であるのです。
給与の話しは客観的に冷静に見ながら話しを
したいものです。