見てるだけでは情報共有にはならない
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「メール見ておいて」
「グループウェアで共有しておいたので」
「CCで入れておきました」
「LINEで送ってます」
などと情報共有の手段が増えました。
では、情報共有の質は向上したのでしょうか。
情報を取りに行く時間は短縮されましたが
結局のところ人が情報を集める意思は
さほど伸びていないように感じます。
ツールでは人の意思は向上しない、とも
いえるかもしれません。
経営ではツールを準備すれば情報共有が向上すると
カン違いする人も多く戸惑います。
情報共有も「共有しなければならない」という
相互意志がはたらいてはじめて成立するのです。
今日からグループウェアを導入したから
情報共有の質が向上する、ということは
ほとんどありません。
社内グループウェアをはじめて使いはじめた
20年以上前に社員が便利だと感じたのは
飲み会の連絡がスムーズにできることでした。
結局のところ、人が求めない限り情報共有も
進まないということです。
ツールより情報共有の必要性を感じてもらう
ことの方が優先です。