fjコンサルタンツ 経営情報Blog

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年末商戦の肌感覚

【fjコンサルタンツ365日Blog:3659投稿目】

売れない商品が出てきた

昨日、通販のある商品販売価格の推移を

調べていたところ秋から年末にかけての

異変に気が付きました。

 

ここ2〜3年ほど値崩れしなかった

商品が大幅に安く売られていたの

です。

 

たとえば下記の価格推移をご覧ください

(クリックすると新規タブで開きます)

この商品の1年間の価格推移グラフに

なります。

 

1年前は12,000〜13,000円程度でしたが

3月(2018年)の春商戦から20,000円

値上げ。

 

それが9月から一気に半額の6,000〜7,000

円程度に下がっているのです。

 

しかもそのまま年末商戦を通過し現在に

至ります。

 

この価格推移をどう読み解くのか。

いくつかの仮設が立てられます。

 

単に安売りの企業が進出してきた、

という仮設も成り立ちます。

 

また、この商品だけ

・在庫過剰

になっており在庫処分の価格に

なっているという仮設も成立します。

 

または、この商品群、この価格帯の

商品の売れ行きが伸び悩んでいる

とも解釈ができるのです。

 

今まで売れていた価格が続かないと

判断している理由がそこにはあるのです。

 

定番商品も年末に値下がり

他にも調べてみました。

 

いわゆる定番商品と呼ばれる売れ筋が

どのような価格推移になっているか

です。

 

こちらは価格帯が3万円代の商品に

なります。

ご覧いただくとわかりますが12月から

値を下げており、年末まで下げ続けて

います。

 

この商品のメーカーはこの分野では

ナショナルブランドでこのような

販売をする商品ではありません。

 

この商品の1年前の価格推移も調べた

ところ価格は一定しておりました。

このような下げ続けるということは

なかったのが確認できています。

 

1年前の価格は1割程度高い設定で

一定だったということです。

 

この価格帯が売れないと・・・

年末商戦などのボーナス時期に

1万円以上の価格帯が売れないのは

消費減退の兆候だと感じています。

 

消費マインドが高まっている時は

1万円、2万円、5万円、10万円と

いった価格帯の商品の売れ行きが

伸びていきます。

 

まわりの人の購買行動を確認すると

納得がいくと思います。

 

自分へのご褒美、プレゼント品として

「思い切った買い物をする」マインド

なのです。

 

これが鈍化すると「1万円単位」の買い物が

一気になくなります。

 

その分、ボーナス時期に購入する買い物

価格帯が3,000円〜5,000円へと移動し

てしまうということです。

 

年末商戦の結果はこれから出てきますが

実際のデータやヒアリングで確認をして

いきたい部分です。

 

1万円以上の価格帯の商品を買わなく

なると景気は一気に冷え込みます。

 

在庫も多くなり、在庫を抱えた小売業や

製造業は今から手を打つ必要があります。

 

本当に消費が冷え込みはじめたのかは

業界、商品によって違いますが、

・商品力

で売れていたのかどうかは確認したい

ところです。

 

商品力があるのであれば景気動向に

左右されるのは時期が後になりますが

商品力で売れていないモノはすぐに

影響が出るからです。

 

冷静な判断が経営者やリーダーには

求められる時期だと思います。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。公式Webサイトhttps://www.fujiwaratakeyoshi.jp/