fjコンサルタンツ 経営情報Blog

〜隠れた事実を見抜き、現場を変え、経営の壁を超える。経営者の思考法 経営の展開図を公開〜

今年は大手企業の戦略はこれになっていく

【fjconsultants365日Blog:3679投稿目】〜1日3分、3ヶ月で1冊分の知識転移〜

内部留保が拡大している大企業

大手企業は内部留保は拡大しています。

統計データを見ると大企業の内部留保は

10年前と比較して約2倍近くまで膨らんで

います。(400兆円超)

 

自己資本比率のグラフもピックアップして

おきます。

 自己資本比率は直近の1年間を振り返っても

企業規模に関わらず増加傾向にあります。

 

リーマンショックの時に金融機関を

頼ることができないことを再確認した企業側は

内部留保を積み上げることで保険をかけて

きたのです。

 

ということは余力が大きいということです。

その点をまず押さえておいてください。

 

【出典】

https://www.mof.go.jp/pri/reference/ssc/index.htm

https://www.mof.go.jp/pri/reference/ssc/results/2018.7-9.pdf

そうなると大手企業の戦略は?

余力の大きい大企業は今後どのような

戦略を選択するのでしょうか。

 

今年2019年、来年2020年にかけて

モノが売れなくなる可能性が高く

なっています。

 

売れなくなった時、大企業が選択する

のは 

【低価格戦略】

です。

 

売れる価格へ遠慮なく下げていく

可能性が高いのです。

 

大企業は設備や人財を抱えているので

売上を確保する必要性があるのです。

 

そこに移行していきます。

たとえば家具のニトリは売れる価格に

先行して下げていく企業のひとつです。

 

価格を下げることを前提に戦略を立てて

いるのです。

 

モノが売れなくなると低価格戦略へと

舵を切ることを今の時点で経営者は

わかっておくと今後の流れを読み取り

やすいと思います。

 

低価格戦略は規模があれば

低価格戦略は中小企業の戦略ではない

と言われています。

 

というのも、低価格戦略を実行するには

規模が必要だからです。

 

・マーケットシェア:大

・企業規模:大

・資金量:大

といった条件が揃わなければ低価格戦略を

継続することはできません。

 

そのため中小企業の戦略ではないと

言われているのです。

 

ではどうするのか?

低価格戦略を行わない場合、戦略は

どこに向かうのでしょうか。

 

価格戦略の中で考えるならば新しい

価格戦略として

・サブスクリプション(定額制)

は導入検討を今からしてほしいと

思います。

 

サブスクリプションは販売していた時より

売上は下がりますが、新しい顧客を創造

することが可能です。

 

特に高額商品はサブスクリプションによって

新しい顧客を創造しやすい手法なので

知っておいて損はありません。

 

価格戦略以外で選べる選択肢を考えてみます。

高いところから俯瞰して見ると

・差別化

・集中

の戦略が主な内容になってきます。

 

差別化は自社商品サービスの優位性を高め

他にないポイントを高めていくことです。

 

集中は、ポイントを絞ることで勝ちやすい

市場を探すことと同義になります。 

 

具体的には何をしておくのか

具体的には今から何を準備しておく

ことでしょうか。

 具体的に考えてみます。

 

ひとつには品質の向上です。

品質といっても様々です。

製造品質だけではありません。

 

たとえば

・商品の機能・効能の品質向上 

・サービスの品質向上

といった他社と比較して突出した

ポイントをいかに創り出せるかを

考えることです。

 

そのポイントは顧客が望んでいる品質向上で

あり、意味のない過剰品質は不要です。

 

顧客が望んでいる進化・発展のポイントを

探し出すことから始めることです。

 

起点を見誤ると時間のロスになってしまう

ので起点を探すことに一旦時間をかけて

みること。

そうすれば短期間で品質向上が実現していきます。

 

集中についても同様です。

どこの集中すればいいのか探し出すことを

今からはじめておくことで他社より先行

することができます。

 

・エリアを集中する

・特定の顧客に集中する

等が考えられますが、具体的に試行する

回数を増加させることが今できることの

ひとつです。

 

ここに集中させてみた、という施策の

回数を増やすということです。

 

価値を理解していただける顧客グループを

探し出すプロセスなのです。

 

今年は経営者が忙しくなる

今年2019年は経営者が忙しくなる

年です。

 

会社の行方を左右する戦略を変更、

もしくは決断することが増えるからです。

 

大手企業の戦略を推測しながら自社の

戦略を立てることを解説しましたが

戦略を実行するには時間を要します。

 

戦略を立てるのは大筋の部分は短時間で

決めたいところです。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。公式Webサイトhttps://www.fujiwaratakeyoshi.jp/