【fjconsultants365日Blog:3,730投稿目】〜1日3分、3ヶ月で1冊分の知識転移〜
見下されてしまったリーダーは
「リーダーからこんなこと言われました」
「あれじゃダメですよね、うちのリーダー」
「コソコソやってるんです、リーダーが」
とランチ時にカフェで聞こえてきた会話が
耳に残っています。
そうか、こんな風にリーダーは見られている
のか、と実感したことがあります。
いわゆる
「リーダーが見下されている」
状態です。
リーダーにあるまじき行動や言動があった
ということ。
リーダーとしてがんばっているのに、こうして
見下されてしまうのは大きな損失です。
どうも、見下される要因となる言動が何かを
わかっていない、自覚していないように
感じます。
ここでそうしたリーダーの行動や言動を振り返り
どこが見下されるポイントが探ってみたいと思います。
コソコソしている
「うちのリーダーたち、コソコソやって
るんですよ〜」
とカフェで突然耳に入って来たことが
あります。
そこだけなぜか耳に届いたのです。
「コソコソ」という表現が記憶に残って
います。
おそらくリーダーたちだけでミーティングを
しているのを「コソコソやっている」と
表現されていたので強烈な印象として
私の中に残っています。
リーダーたちは「がんばって」いると
思います。
がんばってミーティングしていると
思います。
しかし、それを見下されているのです。
部署の対立構造も背景にはあると思いますが
リーダー自身がメンバーに説明できない
行動はこうした解釈をされるのだと
自覚しておいたほうがいいと感じます。
もうひとつの側面から見れば、「そんなコソコソ
ミーティングをしているなら直接話しをしてほしい」
というメンバーの気持を察するというプロセスも
あります。
「直接に言ってくれればいいじゃないか」という
気持を理解することです。
それ消しておいて
こんなことも過去にはありました。
ある部署のミーティング議事録を
メンバーが作成。
それをリーダーに持っていったら
「ここ消しておいて」
と指示を受けたそうです。
その消す指示を受けた部分がリーダーに
とって不利な内容だったということ。
「このリーダー、自分に不利なところは
消すんだ」
と思ったそうです。
当然ですが、議事録をつくったメンバーは
他のメンバーにも伝言ゲームをはじめます。
「あのリーダー、こんなこと言ったんです」
と評判はすぐに蔓延します。
こうしてリーダーの信用は一気に落ちていくのです。
見下されるには理由がある
上記2つの事例を見ればわかりますが
「見下されるリーダー」には理由がある
のです。
しかもリーダー自身が要因をつくっている
ことが普通です。
要因となる行動や言動をしている本人は
自覚がないのも事実。
懸命にがんばりながら自分の評判を落として
いることもあるのです。
こうしたリーダーには誰も何も言わないことが多く
野放しになっていることもあります。
リーダーの上の経営層が気がついてアドバイスを
すれば成長していきますが、それがなければ
そのまま自滅することもあります。
スムーズに機能していないチームや組織には
こうしたリーダーが見下される状態の時が
あるので状況の見極めが必要だと感じます。