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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
テクノロジーが不正を監視
Google Maps(グーグルマップ)の付加サービスで
次のような内容がテストされているようです。
あなたがタクシーに乗った。はじめての場所で。
「行き先を告げたが、ルートはわからない」
そんなとき、グーグルマップが最短ルートを教えてくれる。
その最短ルートから500メートルはずれると警告してくれる
サービスをテストしているのです。
(Google Maps stay safer)
情報弱者に対する不正をテクノロジーで防ぐという仕組み。
これ、良いサービスです。
情報が少ない顧客に対して、余分な費用を負担させるのは
違法でないにしろ気分が良いものではありません。
余分にかかった費用を「勉強代」と理解できるならば
それでもいいですが、防げるものなら防ぎたいところ。
そこをテクノロジーが解決。
「未来は透明性へ向かう」と感じるのはこんなところからです。
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情報弱者に対する不正に近いこと
世の中は、顧客が情報弱者になってしまう業界があります。
そこでは、顧客が情報弱者であることを利用して不正に近いことが
行われています。
そのため実際にかかる最低費用の数倍〜10倍を支払ってしまうことが
あるのです。
特に経営の領域では日常茶飯事のように行われています。
プロ同士の領域なので「知らないほうがわるい」ということに
なりますが、できれば事前に防ぎたい。
経営の領域もテクノロジーで警告が出るようになれば余分な経費は
かからないと感じています。
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あと2年半残っていますローンが
住宅ローンの話しではありません。
ある経営者の嘆きです。
こんな話しを聞くのは1度や2度ではありません。
「あと2年半支払いが残っています」
「毎月28万円の支払いです」
「毎月数万円の支払いが4年ぐらいでしょうか」
といった内容。
自動車や設備などの投資ならばローンやリースで支払うのは
普通のこと。
ここではそれ以外の無形のモノへの支払いを指しています。
いわゆる「後悔している」部類。
こんなことも「透明性の高い」世の中が実現すれば
なくなるのでしょう。
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「価格がわからない」がなくなる
情報格差で感じるのは「価格」の情報。
定価がない商品サービスでは提示された価格が正しいのか
わからない。
わたしも見積り金額について適正価格なのか判断してほしいと
言われる場面があります。
経験がある内容であれば判断できますが未経験の領域では
判断できないのが普通です。
しかし、最近では価格についてネット検索すればかなりの率で
さがすことができるようになりました。
これも進化のひとつ。
ただまだ不透明な領域もあるので今後の進化に期待したいところ。
経営者にとっては「ビジネスチャンス」が転がっている領域でも
あります。
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まとめ
テクノロジーの進化によって人は「不機嫌が減る」のです。
情報格差による不利益。
これは後から気がついたときに不愉快な気分になるものです。
これをテクノロジーが防いでくれるならこれほど幸運なことは
ありません。
不機嫌や不愉快が減少していく世の中。
これが新しい社会なのです。
その点を今日は記事を見ながら感じました。
近況報告
先日、つくばにてラジオに出演。
詳しくは下記をご覧ください。
つくばコミュニティ放送株式会社(ラヂオつくば)
http://radio-tsukuba.net/