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リーダーが組織運営を全体最適へと導く導入プロセスとは

ビジネスパーソン

【fjconsultants365日Blog:3,853投稿目】
~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

組織運営は複雑にするかシンプルにするか

組織運営は複雑にしていくのか、シンプルにしていくのか。
永遠の命題のように感じます。

組織を大きくするには大企業のように複雑にするのが正しいと
思われてきました。
それが変わろうとしています。
シンプルな組織運営へ進化するということ。
今後10年間ほどかけて実証されていくのでしょう。

シンプルな組織運営へと移行する理由と根拠を探ります。

ビジネスパーソン

型にはめるとうまくいく?うまくいかない?

組織をつくるとき結果が増えていくことを目指します。
それは組織効率を高めることになります。

レベルの高い組織をつくりたいと考えているリーダーは
組織やチームを型にはめようとするときがあります。

他社の成功事例を持ってきて型通りに組織を押し込もうとする。
この場合、持ち込んでくる型がピッタリ合うこともあれば、
まったく合わないこともあり正解がありません。

しかし、ハッキリしていることはあります。
組織の規模があまりにも違いすぎる他社の型をもってきても大きすぎて
動かない。
あたかもビッグサイズの靴を履かされるような感じ。
歩こうとしても靴が脱げてしまいます。

他にも持ち込んできた型(ツール)が大きすぎる、多過ぎる現象も同様です。
ツールや承認プロセスが多過ぎて、ツールを作成する時間がかかったり、
承認されるまで時間がかかり、大企業のような組織運営になってしまいます。

本業に割く時間が減少したり、即決行動という良さを幻滅させてしまいます。
例えるなら小型飛行機に大型ジェットエンジンを積んでしまい小型飛行機の
良さを消滅させてしまう感じ。
ひどい時には離陸さえできません。

この辺りのこと、リーダーの想いと現場の考えが合致していないことが
あるのです。

他社成功事例は表面をマネるのではなく

他社の成功事例は魅力的に見えます。
その成功事例を取り入れることは大切なこと。
リーダーは率先して取り組むべきです。

ただ表面的なことをマネても成功しない。
あまり変わらない。
リーダーが「このやり方が素晴らしいので取り入れます」と言っただけで
説明もそこそこで取り組みはじめるとスタッフは反発します。

「わたしたちにロボットになれ、ということですか」という感想や
「どのような意味があるのですか」という意見が出てくるからです。

このような意見や感想は表面化されないこともあるので、現場スタッフの声を
リーダーが知らないケースもあるくらいです。

ここ、大事なところだと思うのです。
良い手法なら取り入れるべきですし、定着させるべきです。

しかし、導入部分で焦り過ぎ。
良いものは説明無しに導入してもいい、という判断が行く手に壁をつくって
います。
立ち止まってしまう原因をつくるのです。

「善意の押し付け」という言葉がありますが、組織にとって良いと思うことを
押し付けていないでしょうか。

リーダー

導入プロセスを慎重に

ではどうすればいいのか?

押し付けの逆を行えばいいのです。
企業経営は目的はひとつ。
目標も最終的にはひとつしかありません。
その方向に向かって何が必要か考えてもらうだけです。

その中から必要なことを取り上げるだけ。
それがリーダーが取り入れたい内容と合致すればいいのです。

そのプロセスを省いて押し付けると良い取り組みも定着せずに終わって
しまいます。
これはもったいない。

プロセスの選択ミスです。
押し付けの逆のプロセスは時間がかかるイメージがあるのか、
あまり選択されません。

リーダーが何もしていないと思われる可能性もあるからです。
しかし、実力のあるリーダーは
「あのリーダーが受け持つチームは成長するよね」という結果だけは
外していない。
精度が高い。
プロセスに時間がかかる、かからないは関係ないのです。

実力のあるリーダーは導入部分に神経を使っています。
自分のパフォーマンスよりスタッフのパフォーマンスを優先させています。

自分から
「この取り組みがいい」
「この取り組みをしたい」
「この仕組みをつくりたい」という希望を前面には出しません。

決してゴールを設定していないわけではありません。
明確なゴールはイメージしています。

しかし、明確なゴールを前面に出すことがないだけなのです。
考えてみればわかりますが自分が上司から押し付けたら反発するはずです。

なのにリーダーになるとその視点を忘れてしまうのです。
不可思議な現象。
そのように感じてます。
組織は人の集まり。
ロボットでもありません。

それぞれの想い、考えがあります。
仕事をする時にはそれがぶつかり合うのが当たり前。
封じ込めるのではなくバランスをとりながら運営することです。

まとめ

組織運営に正解はありませんが定着プロセス、導入プロセスには
原理原則があります。
これはショートカットできません。
その点を見誤らないことと常日頃から感じます。

どうしてこの部分があまり提唱されていないのか。
深くは語りませんが全体最適できるプロセスを選択したいと考えます。