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同じ商品を提供するときの差別化事例:音楽聴き放題サブスク

同じ商品を提供するときの差別化事例:音楽聴き放題サブスク

【fjconsultants365日Blog:3,940投稿目】
~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

差別化・優位性とは

同じ商品、同じサービスを提供しながら差別化
しなければならない時があります。

そんなときは、アイデア勝負になることが多く
ビジネスモデルをどのように構築するのかが
カギになります。

今回は音楽聴き放題を事例に考えてみていきます。

ワイヤレスイヤホン

音楽のサブスクサービスの差別化

音楽聴き放題(サブスクリプション)サービスは
各社出揃った感じがします。

その中で各社の差別化、優位性がどこにあるのか
考えてみたいと思います。

すべてのサービスを詳細に網羅しているわけではないので
あくまでも独断と偏見です。

差別化ポイント

同じモノを提供するときの差別化ポイントは
・サービス内容の違い
になります。
サービスの差異化と言えるでしょう。

あるポイントで具体的に見ていきます。

曲数は差別化になるのか

各社の広告宣伝を見ると
「○○○○万曲聴き放題」
といったキャッチコピーになっています。

やはり数多く揃えてある聴き放題サービスの方が
良いと感じます。
メリットが大きく見えるのです。
なので、最初は曲数が多いサービスを選ぶという人が
多いのではないでしょうか。

ということは、最初の入会は曲数の違いは差別化ポイントに
なるということです。
どれだけ集められるのかによって会員数が違ってくる
ということです。

しかし、それだけでしょうか?

スピーカー

聴き放題は曲数が大切ではないと感じる

というのも、聴き放題は実際に曲を聴くときに感じて
判断することがあるからです。

曲数が多いというメリットを享受できればそのまま
会員を継続しますが、曲数が多くても思った内容と
違う場合は脱退してしまうからです。

最新曲ばかり聴きたい人は、最新曲を揃えた聴き放題
サービスが最大のメリットになりますが、それ以外の
顧客層(ユーザー層)も多いのが音楽のジャンル。
だからこそ差別化も多様化しているのです。

曲数が多くても、自分の聴きたい曲が探し出せない場合は
曲数が多いことがデメリットにも感じます。
その点が音楽の聴き放題サービスの面白さとも言えます。

あるサービスが絶賛

聴き放題サービスを開くとわかりますが、曲が並んで
いるだけでは何を聴いていいのかわからない場合があります。

そんなとき、プレイリストを見ます。
「○○な気分のときに聴く曲」
といった感じで選曲されています。

しかし、これが自分に合わないときにストレスを感じます。
いくら曲数が多くても自分に合わないサービスに見えてくるのです。

そんな中で、秀逸なのはAWA。
プレイリストが無限にあります。
というのも、ユーザーがプレイリストを公開しているからです。

その中で自分に合ったプレイリストを探す楽しみもあり
また、ピッタリのプレイリストに出会えたときの良さは
表現しようがありません。

ようするに、聴き放題サービスの裏メニューは聴きたい曲を
いかにマッチングさせるかがカギなのです。

その点、AWAは自分たちでプレイリストをつくるのではなく
ユーザーに開放している点が差別化になっています。
特に音楽好きにはコアなプレイリストがあることがうれしさに
なっているでしょう。

ようするに、曲数ではなく、プレイリストの数を差別化ポイントに
しているのです。

まとめ

今回は、
・曲数
・プレイリスト
の2点から聴き放題サービスの差別化を考えてみました。

どちらを差別化ポイントにするかによって会員の継続率は
大きな差ができるでしょう。
曲数を差別化ポイントにすれば、広告を打てば打つほど
会員数は増えます。
しかし、継続率は低いままでしょう。
収益は思ったより上がらないこともあるのではないでしょうか。

その点、プレイリストの数と内容を差別化ポイントにした
場合は、初動はわるいかもしれませんが継続率が高くなり
収益が安定すると思われます。

このように、同じ商品を扱っている場合は、何を差別化の
ポイントにするかによって大きな収益の差が出ると予想されます。