fjコンサルタンツ 経営情報Blog

〜不利な状況でも経営を加速させる原理を公開〜

コンビニ業界の中においてジャンルが違う存在とは

【fjconsultants365日Blog:3,959投稿目】
~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

コンビニ御三家が通用しないエリア

定点観測している業界のひとつがコンビニ。
コンビニエンスストアです。

セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの3社に
集約されつつある業界です。

トップはセブンイレブン。
頭ひとつ抜け出ています。
商品力(開発力)は他を追随させないレベルです。

そんな中で北海道地区だけは御三家が強くないエリアと
言われています。

北海道ではセイコーマートがシェアNO.1だからです。
https://www.seicomart.co.jp/
これはセイコーマートに何か特徴があるからでしょうか。
何が差別化されているのでしょうか。
その点を考えてみたいと思います。

店舗

セコマ

セイコーマートは通称「セコマ」と地元では呼ばれています。
店の外観は通常のコンビニエンスストアと変わりはありません。

しかし、店舗に入ると差別化されている点がわかります。
他のコンビニ御三家とは雰囲気が違うのです。

コンビニ御三家は商品が違うのですが、雰囲気は同じテイスト
です。
商品ラインナップも似ていると感じることがあります。

お互いを意識してビジネスをしている証拠です。
その点、セコマは他社を意識していません。
意識していないように感じます。

どういったところが他社を意識していないのでしょうか。

ワイン390円

店舗を入って目につくのがワイン。
もともと酒屋さんをコンビニに切り替えてきたセイコーマート。
お酒の種類は酒屋並みなのです。

しかも値段は安い。
ワインは1本で400円前後。
440円で提供されているものが会員だと390円まで下がるのです。
http://yorimichi.airdo.jp/seicomart_saeri

ワイングラス

セコマ飯

もうひとつの特徴は、お惣菜をお店でつくっていることです。
「Hot Chef」というネーミングで訴求しています。

たとえば、パスタ。
セコマでは100円のパスタが販売されています。
通称「セコマ飯」と呼ばれています。
https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/chimidoro/16-00313

パスタが100円という発想は他のコンビニではないと思います。
そこがお店で惣菜をつくっている強みでもあります。

パスタ

同じ業界でもジャンルが違う

こうした点を考えてみるとセイコーマートはコンビニエンスストアという
業界にいますが、他の御三家とはジャンルが違います。

価格帯も違います。
なので同じ土俵で競争しているようには見えません。

また出店エリアも人口が少ないエリアや減少エリアにも
出店をしていることに気が付きます。

たとえば財政破綻した夕張市。
人口はピーク時11万人だったのが現在では8,000人を
割っています。
そんなエリアでもセイコーマートは見ることができるのです。

まとめ

あらためてセイコーマートという店舗を見ると
御三家に店舗数が抜かされても共存していくのでは
ないかと感じます。

顧客が使い分けする、もしくは顧客層がかぶらない
と思うのです。

それほど違う形態の店舗だと感じます。
同じ業界でも個性を出せる、ということを教えてくれる
存在だと思います。

最近は北海道だけでなく、埼玉県、茨城県でも出店しています。
関東圏でも存在感を出すのではないかと予想しています。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。公式Webサイトhttps://www.fujiwaratakeyoshi.jp/