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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
会社の成長期にリーダーが軽んじられる理由
会社を立ち上げてから成長期に入ると「リーダーが入れ替わる」
現象があります。
リーダーがメンバーから軽んじられることが発生し
リーダーが自信をなくし、リーダー交代へとつながるのです。
これには明確な理由があるのですがわかりますでしょうか。
その点を細かいところから見ていきたいと思います。
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売上1億円経験のリーダーがアドバイスできる範囲
たとえばこのようなシチュエーションがあります。
過去の業績で昇進した営業リーダーがいるとします。
その過去の業績は、その当時のトップ成績ではありますが
年間売上1億円程度とします。
それが最近は、社内トップ成績が2億円程度まで上がって
いることがあります。
世の中の好景気によるところもありますが部下の実績の
方が2倍、3倍になっているのです。
そうなると、営業リーダーの方が、経験実績が少ない
という逆転現象が起きてしまう。
こんなときに
営業リーダーは立派なアドバイスをメンバーにするのですが
アドバイスを受ける側のスタッフの方は自分が勝者だと
感じています。
そのため、すんなりと営業リーダーの助言を受け入れられない
という態度が表出されてしまっています。
いわゆる、拒絶です。
「はい、はい、わかりました」
とは返事はされますが、まったく聞き入れていない。
そんなことが起こるのです。
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こんなときリーダーはどうする?
このような逆転現象が発生するとリーダーはどうなるのか。
通常ですと「おとなしいリーダー」になっていきます。
遠慮がちに話しをするリーダーで、嫌われないように
振る舞っています。
しかし、これではチームとして意味がありません。
過去の成績が今となっては低い成績になってしまった
リーダーはこんなとき何をすればいいのでしょうか。
こんなときにリーダーは
こんな状況のときにリーダーは、なにかひとつだけ
主導権を握ることです。
メンバーより勝っている部分が必要です。
たとえば
・朝一で出社する
・いつも仕事をしている
といったことで主導権を握るしかありません。
今から現場に戻って競争するわけにもいきませんので
他の部分で勝てるところを探すのです。
「あの人にはかなわないね」
と言ってもらえることがここでは重要なのです。
まとめ
逆転現象はいつでも発生します。
そのときになってから、あわてても遅いかもしれません。
しかし、リーダーは常に「尊敬」される人であるべき。
仕事において「かなわない人」であることです。
そのために、リーダーになればなるほど、仕事をすべきであり
率先して行動することです。
リーダーになり昇進すればするほど、何もしなくなる人が
いるのは事実で、日本ではその傾向が強いと言われています。
実際は逆だということです。