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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

稼働率が下がると下落する

新型コロナウイルスの影響によって在宅勤務が
増えました。
そのためオフィスの稼働率が劇的に下がっています

オフィスのいる時間が少なくなり、人によっては
出社しなくなりました。
在宅勤務を素早く導入した企業はすでに3ヶ月近く
在宅で仕事をしています。

最近ささやかれているのは「オフィス用不動産が
将来下落するのでは
」ということ。
オフィスの稼働が下がれば、オフィスの面積を縮小させて
いくので、オフィスの賃料下落、オフィスの空室率上昇と
なっていくのではないかと予想されています。

その一方で

何かが減少すると、新しく増える部分があります。
オフィスが減少すると何が増えるのでしょうか。

ワークスペース増加

在宅勤務の時間が増えてくると住居の中に快適な
ワークスペースを設ける
ようになります。

最初に考えるのは、長時間座っても快適なチェアー(椅子)。
家で長時間イスに座って仕事をする、パソコンをすることは
今まではなかったはず。

これが急に8時間の仕事を家でしなければならない。
まず、机とイスがない人も多かったのではないでしょうか。

最初は、在宅勤務がいずれ終わるのでそれまで机とイスが
ない状態で我慢するが、長期戦だとわかると机とイスに
投資する人も出てきます。

そんなときに最も苦痛なのが座る姿勢。座る場所です。
これを解決するのがチェアーなのです。

・長時間座っても疲れない
・腰が痛くならない


そんなイスを求めていると思います。
しかも安価なチェアーだけでなく、高価なチェアーも
売れはじめています。

ネット上の情報でも今月に入りチェアー、イスの情報が
増えていると感じたのです。
これもオフィスの減少が在宅ワークスペースへと移行して
いる現象のひとつです。

リモートワーク拠点


在宅勤務の増加で「苦痛」を感じている人もいます。
それは、住居が狭くて苦痛な人

在宅勤務といっても結局外に出てカフェで仕事をしている
人がいると聞いています。
外に出たほうが仕事がはかどるのです。
この気持ちわたしもわかります。
場所を変えると仕事スピードが上がるのです。

ただカフェは静かな場所ではない。
ノイズキャンセリングヘッドホン(イヤホン)をつけて、ようやく
仕事ができるレベルです。

カフェで音が気になる人にとって、自宅近くにワークスペース
あれば便利なはず。

そんな需要が高まると住居エリアに仕事できるリモートワーク拠点
増えていくかもしれません。

オフィス


全国どこにいってもレンタルオフィスはあります。
このレンタルオフィスがリモートワーク拠点になっていくのでしょうか。

現在のレンタルオフィスは、フリーランスや起業家を対象として
います。
価格も安い設定ではありません。

そのため、今後は会社勤めをしている人が利用する新しいジャンル、
レンタルデスクが広がるのではないでしょうか。

もともと資格試験の勉強をするための自習室ビジネスは存在しています。
その自習室ビジネスの派生形で広がる可能性があると考えています。

草原

まとめ

何かが減れば、何かが増える
新しいビジネスが生まれていくのです。

破壊と創造はセットになっています。
単なる減少だけ、破壊だけで終わるのではありません。

減少局面に立たされると先がないように感じますが
単なる市場が移動しただけ
そう考えれば、移動した市場へこちらも動くだけです。

その速度が今年は速い。
ただそれだけなのです。