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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

暗いよりは明るいほうがいい

コトバには威力があります
想像以上の威力があるのです。

ちょっとした一言で会社の中の雰囲気が一気に変わります
良いほうに変わる時もありますが、急激に悪くなることも
あります。

リーダーが発する何気ない一言が、場をあっためたり、
凍りつかせたりするのです。

雰囲気を悪くするリーダーは自分が発した言葉の意味を
わかってないのかもしれません。

聞いてる方は客観的な立場なので瞬間的に感じ取って
しまいます。

最近はズームなどのテレビ会議システムで今まで行け
なかったような営業所や支店のミーティングに参加す
ることができるので、リーダーの発言が現場でどのよ
うな言葉で発言してるのかがわかるようになりました。

それを聞いていると、課題がリーダーの発言にある
感じています。
具体的には言葉の使い方、言葉の選び方です。

ここでその言葉単語を使うのかと驚くこともあり
是正していかなければならないなと思います。

リーダーは不況の時は何を発言しても暗くなりがちです。
現状を正確に伝えたとしても聞いてる方としてはマイナス
イメージを持ってしまいます。

なので明るく発言されると言う事は1つのメリットになります。

明るいより安心感があるほうがいい

ではただ明るいだけで良いのでしょうか

というのも、明るいだけで不足してるように感じるとき
があるのです。

この辺はどのように表現すればいいのか迷うこともあり
ますが、ただ単に人を明るくしようと思ってバカ騒ぎを
するような雰囲気を作るのはかえって不信感を生む可能
性があります。

それって前向きな明るさじゃないなぁと思うのです。

たとえば、明るさとは行動したい、取り組みたいと思わせ
るような雰囲気づくり
なのです。

笑いを取るにしても何かを卑下したりして面白がる
明るさではありません。

その点を勘違いしているリーダーがまだいるのだなあ、
と感じます。

ただ明るいだけでは足りない

では、明るい雰囲気をつくるだけで十分なので
しょうか。
明るさより手前に必要なことがあるのではないでしょうか?

それは、安心感です。

安心感を与えるような言動をリーダーはされていますか。

具体的には、安心感を与えるコトバを選んで発言
しているのかが気になります。

安心感を与えるというのは、「甘やかす」とは
違います。

甘やかしたくない、と考えるリーダーは、安心感を
与えるリーダーになることはなく、履き違え
ています。

先が見通せないときに、行動できるような安心感
メンバーに与えてあげられるのか。
それが今、求められているのです。

まとめ

まとめると下記のリーダー像が浮かび上がります。

いま求められるリーダー像

暗いより明るいリーダーのほうがいい
明るいより安心感を与えるリーダーのほうがいい

コトバで表現すると平易な文章になり、物足りなさを
自覚します。

リーダー像は個性を活かし、長所を伸ばせばいいので
型にはめるつもりはありません。

しかし、不況時にメンバーの行動を変容させられる
リーダーは限定的なので、難易度は高いのでしょう。

ココで理解してほしいのは、自分が伝えたいことより
メンバーが動きやすくなるコトバを選ぶこと
です。