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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
着用率
地域によって歩く人のマスク着用率が違います。
あるエリアでは20代とみられる人たちがマスクを
していない。
全員ではありませんが、マスクをしていないのが
目立つのです。
地元の人に聞くと、この2ヶ月間コロナ感染者が
出ていないそうです。
その一方でシニアの方々はきちんとマスクを着用
されています。
言われたことをきちんと守る、実践する、という
習慣があるからでしょうか。
こうしたエリアごとの特徴を見ると、それぞれに
特性があることがわかります。
現在その特性を集計しているところです。
何でも担保に
融資は担保主義が日本では基本です。
金融機関は必ずと言っていいほど担保を求めてきます。
この時期、企業が提供できる担保には限りがありますが、
それ以上に融資を求めるケースも出てきています。
米国のエアラインに対してマイル(マイレージ事業)を
担保とした融資が行われとしています。
通常、マイルは企業にとって支出(負債)にあたる
ので担保になる事はありません。
担保になるのは、機材などの売却できる資産だけでした。
しかし、コロナ不況による大打撃のため過去の慣習に
とらわれない方法が生み出されています。
仮に会社が精算されてもマイレージ事業は残ると
考えて融資に踏み切ったようです。
新聞の記事にも出ていましたが日本の金融機関の方の
コメントで
「ありえない発想」
とありました。
これは融資に限らずビジネス全般に言えることですが
過去の慣習にとらわれていると、コロナ不況を乗り越
えるための新しい施策が限定的になり、行き詰まって
しまう。
業界の慣習や暗黙のルールに縛られていると選択肢を
失う可能性があるのです。
とりあえず、できるできないを問わないで新しいアイ
デアを考える必要があるのではないかと思わされる
事例でした。
市場規模逆転
このブログでも取り上げていますが、アウトドアの
市場規模が拡大しています。
ゴルフ市場をアウトドア市場が超えるという記事が
出ていました。
アウトドア市場が伸びる勢いは止まらないでしょう。
ゴルフ場はその逆で市場がだんだんと小さくなって
いるのは否めません。
例えば30代40代の男性のことを思い浮かべると
休みの日に家族を家に置いて自分だけゴルフに行く
ということがなかなか許されない時代になったのでは
ないかと感じています。
会社の付き合いだから、と言ってゴルフに行くことも
許されない雰囲気になりました。
そこにコロナが来て、家族全員で外で楽しめる、
コロナの影響が少ないレジャーとしてアウトドアが
広がっています。
また一度アウトドアを経験すると、その良さに気づい
てしまう人も増えているので、周りの人たちを巻き
込んでまたアウトドアに行くという現象が出ている
と思います。
ゴルフ市場は、拡大するためにいろいろな手を出さ
なければこのまま縮小してくでしょう。
カギになるのは若年層がゴルフをすること、そして
もう一つ女性ゴルファーが増えること、の2つだと
感じています。
また小学生くらいで、ゴルフがかっこいいスポーツだ
ということをアピールし理解してもらわなければ将来
の顧客につながる事はありません。
まとめ
慣習にとらわれないと言う話をしましたが、コツが
あります。
ビジネスの構造を
マーケット(市場)と顧客と他社
の3つだけで考えるのです。
顧客が欲しがっているモノ、求めているモノを
他社が提供できていなければ、そこにぽっかり場所が
空いています。
ここに気がつくと市場の大きさだけ会社規模は
大きくなっていきます。
考えれば考えるほどチャンスしかない、
チャンスだらけ、
可能性しか感じない
ということになります。
そんな気分にさせてくれる頃計画をつくるのが
ビジネスの醍醐味であり楽しみです。
この時期マイナス方向ばっかり考えることになりがち
ですが、プラス面も併せて考える時間を取りましょう。
顧客が求めていながら市場で提供されていない空白地帯
を見つける作業です。
そこには楽しみしかありません。