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不安な人が増えるときに活躍するリーダーとは

【fjconsultants365日Blog:4,214投稿目】
~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

敏感に不安を感じる時期

先行き不透明感が漂っているとき、特に会社の業績が
上下しているときなどは、スタッフの中で不安を感じ
ている人がいます。

理由もなく不安を感じている人たちが3割程度いるのでは
ないかと予想しています。

新型コロナウイルスでも同じです。
安全なエリアに行くことさえ不安を感じる人が
3割いるのです。
安全なエリアについて根拠を説明しても、その3割の
人たちは最後まで不安を感じるようです。

理由なく不安を感じている人が3割もいると組織が敏感に
なっていきます。

リーダーの行動や発言に対し過敏に反応したり、急に
不安を感じてしまいフリーズする人が出てきます。

中には急に退職願い出す人もいて展開が速すぎると
感じています。
敏感に不安を感じてしまうようです。

不安を感じるならば安心できる場所を探したい、と
思い始めるのです。

その結果の退職のようです。

安心感は何よりも優先です

セキュアベース(安心基地)という考え方があります。
安心できる場所があれば成長するという考え方。

もともと教育の分野で提唱されている概念です。

個人的には、この考え方が企業にも当てはまると思って
います。

会社が安心できる場所であるからこそ、成長が加速して
いくのです。

逆な場合は、成長するどころか停滞するのが普通で、
最悪の場合には会社を辞めていきます。

なので組織においては安心感が最優先であるといつも
感じています。

安心感のない組織においては、いかに安心感を醸成するか
がカギになってきます。

このあたりの感覚を持ち合わせてないリーダーがいると
組織はいつまでたっても安心感が醸成されないものになり
業績も向上も先延ばしになってしまいます。

スタッフの実力があっても、業績先延ばしです。
不思議な感じがしますが、組織論で考えれば成立する
結果です。

「仕事ができる」の勘違い

リーダーの中にはセキュアベースという考え方を
理解しないどころか、無視している人もいます。

仕事は結果を出すのが普通で、
・言われたことをやらない人
・結果を出さない人

は必要ないという感じで鋭く評価をしているリーダーです。

スピートよくさばくことが、仕事のできる人と勘違い
しており、こうしたリーダーが結果を出すのは稀にしか
ありません。

もし成立するのであれば、個人事業主の集まりのチームの
ときだけでしょう。
プロ意識の方が集まるときは、結果だけを見て仕事を
進めればよく、そんな環境で仕事するときは少ないと
考えています。

コントロール型リーダー

組織を醸成するにも優先順位があります。
すべてにおいて自分の思い通りにしたいと考えている
リーダーはコントロール型

コントロール型は、自分の思い通りになっているときは
強いですが、その通りにならないときは弱い。

なぜなら、修正が効かないからです。
別の言い方をすれば組織をゴールに導く力が弱いとも
言えます。

コントロール型のリーダーを見て、周りのスタッフは
何を感じているか?
それは、リーダーが不安に怯えていると捉えます。
弱いリーダーに見られているのです。

しかし、コントロール型のリーダーは自分が強いと
思ってやっています。
周りが自分のことを弱いと評価するのは受け入れ
られないでしょう。

そこが弱さの1つであり弱点です。
そのため、スタッフが反対意見を言ったりすると
受け入れることもせず、逆に権力を振りかざして
しまいます。
反対意見を言った人を遠ざけてしまうのです。

まとめ

思い出しました。
かなり以前の話しです。

面接の立ち会いをしたのですが、非常に優秀な人が
転職希望でした。

経験も充分で、実績もあり、転職歴もほとんどない。
なのに今回転職を希望している。
理由を聞くと
「新社長の方針と合いません」
とはっきり述べられていたのを記憶しています。
わかると思いますが、新社長に合わせるつもりが
ないので転職を決意したのでしょう。

新社長の戦略としては、理念を理解しない社員が
離れていくのは正しい
と思います。

しかし、自分の指示に反対するから遠ざけるのは
正しいとはいえない


このあたりのジャッジがわかりにくいところ。
経営の優先順位だと感じます。