【fjconsultants365日Blog:4,232投稿目】
~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
条件からビジネスを考える
「あれが売れているんです、だからやろうと思って」
と言われる人がいますが正しいでしょうか。
どうしてそれが売れているのでしょうか?
参入する根拠はあるのでしょうか?
判断するには、基準がなければやるやらないは決断で
きません。
この判断のもとになる条件を知っておくと有益。
大きな決断も即決できます。
今回は3つの条件事例から考えていきます。
3つの条件
下記3つの条件があります。
企業というものに三つの条件を設定していて、これに合致すれば必ず成功するということです。
第一は、社会にとって絶対に必要であること。
第二は、大企業に成長し得ること。
第三は、現金または前金であること。
警備会社は、この三条件に完全合致するのです」
セコム 飯田亮氏
(書籍「伝説の経営者100人の世界」より抜粋)
成功の条件としていますが、今回は条件のみを抽出し
解説します。
①絶対ニーズ継続ニーズがある
ニーズがある、では弱い。
絶対的なニーズが存在していることかココではポイン
トです。
しかもニーズが解消されないほうがビジネスは継続す
る。
セキュリティの領域はリアルな建物防犯からバーチャ
ルのネットセキュリティへと広がり続けておりニーズ
が尽きない。
こうしたビジネスは継続性が高いのが理解できます。
新規ビジネス、新規商品では絶対ニーズ、継続ニーズ
がカギになります。
②市場規模が大きい
市場規模はある程度あったほうが売り上げがあがりや
すい。
目安があります。
新規商品、新規サービスを立ち上げるときは
【100億円市場以上】
を目安にすると参入しやすい。
億単位の売り上げ目標が立てやすいからです。
それ以上の市場規模があればあるほど成長が望まれま
す。
上場を目指すのであれば市場規模は1,000億円〜1兆円
規模が目安になります。
市場規模は大きいほうが良いですが、大き過ぎると競争
も激化することだけは忘れないようにしたいところです。
③現金商売
ここでは、現金商売を条件に入れています。
なぜ現金商売なのか?
これは、急激な拡大期でも資金繰りに困らないからで
しょう。
現金商売もしくは前入金であれば経営者が資金繰りで
悩むことはありません。
ただ現実するには、特徴を持ったビジネスモデルで
あることが前提です。
まとめ
現在売れているという商品の情報だけから新しいビジ
ネスを考えると失敗しやすい。
なぜなら、根拠がないから。
その商品が売れている理由をわからずに参入してしま
うからです。
2番手が利益を得られる時代は終わったと言われてい
ます。
ビジネスは、市場、競合他社、自社で考えます。
その中の相関関係で成立している。
そこに理由があり根拠があります。
市場には顧客がいてニーズがある。
市場には規模がある。
当然競合他社のことも考えなければならない。
将来参入してくる競合他社も予想しておかなければな
りません。
ある意味、複雑系な領域を読み解いていく能力になり
ます。
こうした分野はシミュレーションを重ねることで能力
が開花していきます。
見えなかった領域が見えてきます。
裏側の力関係が見えてくるとビジネスの次の一手が変
わ流のです。
それにより、成功率が飛躍的に高まります。
ビジネスセンスがあるとまわりから評価されるように
なって行きます。トライを重ねてみてください。