【fjconsultants365日Blog:4,256投稿目】
~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

ノウハウが使えない

記憶が定かではないですが、あるミュー
ジシャンがレコーディングのコメントを
話していたのが、なぜか覚えています。

内容は、あまりにも昔のことなので、わ
からない人もいるかもしれません。

当時、音楽のレコーディングはアナログ
録音
でした。
プロのミュージシャンもオープンリール
という巨大なカセットテープのような機
材で録音していたのです。

映画「クイーン」のレコーディング風景
でも出てきます。

何度も録音を重ねて、テープが切れそう
になるのに更に音を重ねようとする場面
です。(下記動画:55秒前後)

これが一気にデジタル機材へと変更にな
ったときが来ます。

日本のあるミュージシャンがこう言った
のです。
「今までのノウハウが全く使えない」
「またゼロからだ」

とラジオか何かで発言していたのが頭に
残っています。

全く使えない・・・から

過去を振り返ると、上記のような移行期
は突然現れます。

ビジネスの場面では、パソコンの普及期
がそうでした。

パソコンが社内で100%普及したときに
使いこなせないために憂き目にあったの
は50代でした。

50代と言えば、仕事経験30年間で誰にも
負けないノウハウを持っていたはずです。

どう考えても20代30代に負けるはずもな
く、悠々と仕事ができる年齢なのです。

それがパソコンというツールによって
崩壊してしまった。
パソコンを使いこなせない、というだけ
で20代のスタッフに頭を下げなければ
ならなくなったのです。

ゼロからを楽しむ

今年もまた、そんな時が来ているのでは
ないでしょうか。

過去の経験とノウハウを使えない場面が
増えています。

またゼロから出発する人が増えていると
予想しています。

「お客様を待っていた」仕事は業種に
関係なく過去の手法が通用しません。

お客様からの問い合わせを待っていた
営業担当は何もすることがない。
来店を待っていた店舗スタッフも暇に
なったり。
お客様が来場される場面もなくなると
接客のスキルも披露する場面がなくな
る。

しかし、この場面の解釈を変えれば、
幸先の良いスタートが切れます。

新しい技術やスキルを身につけるチャ
ンスが与えられたのです。

まとめ

乗り遅れないようにするために新しい技
術を身につけるのではありません。

新しい自分を発見するために、新しい技
術やスキルを習得するだけです。

楽しむだけです。
おそらく何をやってもうまく進まないで
しょうが、それが楽しみと思えるのです。

割り切って乗り越えていきましょう。