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~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

イコール

大企業などが全社員在宅勤務に切り替えているのを見ると一種の「社員独立化計画」に見えてきます。
「社員フリーランス化計画」「社員業務委託計画」と言い換えることもできるのではないでしょうか。

結果重視、自己責任の側面が強くなるのも会社員から離れていると考えれば、納得がいきます。
また、メンタルを病んでいる人が増えているのも同様に考えられます。

独立した人たちは、最初に「孤独」に耐えることからスタートします。
タフネスが自慢だった人も独立後、1年ほど経つと、一定の割合で精神が病んでしまいます。
動けなくなります。
頑張り過ぎて糸がいきなり切れてしまうような感じです。

これと同じことが在宅勤務で発生しているのではないでしょうか。

リモートワークでは、雑談をする相手もいないのでオンラインミーティングが終わった瞬間に「シーン」とした部屋で過ごすことになります。
耐えられる人は限られると感じています。

ひとりでもモチベーションを持続させられる。
その習慣を身につけることは想像以上に重要です。

ひとりでもやる。
だれも見ていないけどやる。
自分で決めたことは守る。
例外を認めず必ずやり切る。
成し遂げる。


これを普通な感覚で、自然な感じで、日常生活のように行う。
そこが【習慣化】の境地でしょう。

メンタルの健康も

メンタルの健康も習慣化から発生すると考えています。
いつも考えていることが精神的に影響を与える。

何もせず、瞑想の時のようにに何も考えない、といった形で時間を進めると、なぜか思い浮かぶことがあります。
時には、その想いが続いたり、反復したり。

それがメンタルを形づくります。
根拠はありません。
とにかく頭に浮かぶことに取りつかれる。

人間はそうやって恐怖を感じることで生き延びた歴史があります。
敏感なのです。

しかし、恐怖に敏感だからこそ今は精神的なコントロールが必要な時期に来ています。
不安の連鎖、恐怖の連鎖が止まらない時に止め方を知っておくだけでも損はありません。

必要のない負の連鎖は、止めておけばいいのです。
また、自分がコントロールできない場面についても何も考える必要はありません。
どうなるかは、実際わからないのです。

交通安全に気を遣って運転することはできますが事故の確率をゼロにはできないのです。

だとすれば安全運転に最大限注意を払って、あとは悩む必要はありません。
どうなろうとも確率論の世界です。

経営も同じ。
リスクを減らし、最大限のチャレンジをする。
あとは実際に発生した事象を受け止めて解決するだけです。

本社移転も

淡路島に本社を部分的移動する企業が話題になりました。
この場合、異動を拒否できるのでしょうか。
移転しなければ残れない。
もしくは単なる人員削減ではないか、という論まで出ています。
真意はわかりません。

本社を地方に部分的移動させることはメリットもあります。
経費が安くなる。

自然災害のリスクを減らせる。
バックアップ機能を保有できる。
人財採用の幅が広がる。
埋もれていた人財が活躍できる。


距離の制約が減り、企業も思い切った経営判断ができる時期だと実感します。

まとめ

条件が変わる、環境が変化する。
そこにどのように追随するのか。
しかも変化は一時的ではありません。
続く時期は、止まらないのです。

2020年は変化が始まった年ですがまだ終了ではない。
2021年もまだ続きます。
そうなると、追随するか半歩先へ先回りしておくのも通常活動になっていくのです。

昨日まで着ていた洋服を毎日のように取り換えるか、過去の洋服は毎日捨ててしまうか。
それほど着替えが必要になる年だと感じます。