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~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
リープフロッグ Leapfrog
今回取り上げるのは、
『リープフロッグ(Leapfrog)型発展』
についてです。
『リープフロッグ』とは、
(直訳)蛙飛び
→(ビジネスでは)
・リープフロッグ作戦
・リープフロッグ型発展
・リープフロッグ現象
という使われ方
をしています。
『一気に飛び越える』現象を指しています。
リープフロッグ型発展とは、
既存の社会インフラが整備されていない新興国において、新しいサービス等が先進国が歩んできた技術進展を飛び越えて一気に広まること。リープフロッグ現象ともいう
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%B0%E5%9E%8B%E7%99%BA%E5%B1%95
のことで、アフリカにおけるスマートフォンの普及が事例によく出されます。
アフリカでは、固定電話回線、インターネット回線が普及していなかったので、スマートフォン(携帯電話)が一気に普及。
送金や支払いをスマホから行っているのです。
日本では
日本でも同様な現象は見ることができます。
たとえば、
・賃貸アパートのネット環境
です。
最近はネット回線付きのアパートも増えていますが、まだ普及は100%ではありません。
なので、ひとり暮らしでは、電話回線も引かない、ネット回線も引かない。
その代わり、スマホ1台でパソコンのネット回線(テザリング)まで、まかなうようになりました。
固定電話やネット回線という普及プロセスを一気に飛び越えている状況なのです。
リープフロッグが起こる理由
リープフロッグが発生する理由はシンプルです。
一気に飛び越えた方が価格が安いからです。
電話回線やネット回線を引くには、初期費用と毎月数千円の投資が必要です。
しかも、家でしか利用できません。
これがスマホのテザリングで代用できるのです。
設備投資していないから可能
ということは、リープフロッグは設備投資していないからメリットがあるのです。
『後発者利益』と同じです。
最近では、デジタルトランスフォーメーション(DX)と叫ばれていますが、後発者の方が安価で導入できるメリットがあります。
サービスや製品が競争状態にあり、しかも既存設備がない分、自由に選択できる。
一気に最新式を導入することも可能なのです。
まとめ
ただ、後発者利益を享受するには、専門的な基本知識だけは必要です。
新しい分野のサービスや設備を導入するときに何の知識もなければ結局のところ高いモノを購入するしかないのです。
リープフロッグ型のメリット(利益)を享受できないのです。
顧客管理のシステム、マーケティングのシステム、在庫管理のシステムなど、ゼロから導入した方が安価に構築できる時代です。
ココだけは押さえておきたいポイントです。