fjconsultants Blog:4,537投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

体系立てる

「視野を広げる。」
「視野を広げた方がいい。」
もっともな意見ですが、これを習得するにはどうしたらいいのか。
どのようなプログラムが最適なのか。

そこにヒントになるのが「体系立てる」能力です。
体系立てるとは

複数の事項を、一連の体系の中に組み込んで扱うこと

https://www.weblio.jp/content/%E4%BD%93%E7%B3%BB%E7%AB%8B%E3%81%A6%E3%82%8B

という意味。
複数の領域を一つの流れにしてまとめる作業です。

この「体系立てる」作業が視野を広げると考えています。
複数の領域や広い領域を網羅し、一連の流れのまとめる作業です。

体系立てるワークとは

では、どのようなワークが体系立てるワークになるのでしょうか。
詳細な内容で考えていくと

  • プレゼンテーションの企画(120分程度の長さ)
  • 書籍の企画書(章立て、目次作成)
  • マニュアル作成(2万文字程度:400字原稿用紙50枚)

といったところでしょうか。
どれも労力のかかるワークであり、広い領域をひとつにまとめる作業です。
取り組んでも挫折しやすいワーク。
どうすれば完結するのか考えてみたいと思います。

定型化に当てはめる

企画に関しては、定型化されたお手本がいくつもあります。
プレゼンテーションであれば、
https://www.slideshare.net/
のサイトの公開されているスライドが数多くあります。
日本語で検索可能。
日本語のスライドを見ることができます。

そのとき、ただ見るのではなく、複数のスライドの章立てを確認する。
そこがポイントです。

書籍の企画も同様。
目次を分析するのです。
章立てがいくつの構成になっているのか。

下記のように、
「章(チャプター)」大見出し
「節(セクション)」中見出し
「項(サブセクション)」小見出し
の順番で呼んでいます。

章立て

1章
→1節(1-1)
−→1項(1-1-1)
−→2項(1-1-2)
→2節(2-1)
−→1項(2-1-1)
−→2項(2-1-2)
2章
→1節(2-1)
−→1項(2-1-1)
−→2項(2-1-2)
→2節(2-2)
−→1項(2-2-1)
−→2項(2-2-2)

書籍の場合、約100個の小企画が集まっていることに気がつくはずです。
章が6章程度ならば1章ごとに16個の集まりになります。
この中で、流れをつくるのが企画作成であり、体系立てる作業になるのです。

まとめ

視野を広げることを無意識で避けている人がいます。
それほど視野を広げることはパワーがかかることなのです。
今まで使っていない脳の領域を使用することになるからです。
エネルギー消費量も増えるでしょう。
だから視野を広げる作業が嫌なのかもしれません。

視野が広いかどうかは、説明を聞くとわかります。
部分的なところから説明が始まり、最後まで部分的な領域で終始します。
全体像を説明されることはありません。

だからこそ、こうした体型立てたワークが必要だと感じます。