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ビジネスモデルの大きな転換点が来たコンビニ

fjconsultants Blog:4,617投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

ようやく自由に値引き

コンビニエンスストアのセブンイレブンが加盟店に自由な値引きができる仕組みを導入しました。
今までの加盟店は値引き可能でしたが、事前手続きが必要でした。
今回は、この事前手続きを簡素化しています。

セブンも値引き自由 公取委指摘に対応、商慣行の転換点

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC199FU0Z10C21A8000000/

これにより廃棄前の商品が値引き販売されることになるでしょう。
ビジネスモデルの大きな転換点になります。
廃棄コストを下げることにより収益が改善される店舗も出てくると予想されています。

廃棄コストは店舗にとっては大きな課題です。
学生時代にコンビニエンスストアでバイトしたことがありますが、ある麺類のお弁当を100個以上を一気に廃棄処理したことを今でも覚えています。
思い切って仕入れを強化したら、予想がハズレてしまったのです。

ゴミ袋が数袋になり、《もったいない》と感じました。
翌日、回収され廃棄されていくのです。
金額のロスも大きいですし、食品廃棄ロスとしても大きい。

そんなことが減っていくならば、この転換は課題解決になるのかもしれません。

今までやらなかった理由もある

しかし、コンビニエンスストアが値引きをあまり認めたくない理由も存在しているはずです。
値引きするタイミングでしか顧客が来なくなる。
結局のところ廃棄ロスが減らないかもしれない。
値引き商品が多いほど、魅力のない店舗に見えてしまう。

そのようなことを考えて今まで値引きを簡単には容認しなかったのではないでしょうか。

顧客のわがままさ

顧客は矛盾した行動を取る存在です。
店舗に商品が少なければ買いに来なくなります。
そのため、店舗は商品を充実させなければなりません。

しかし食品は賞味期限が短いので、商品を充実させるほど廃棄も出てしまう。
なので、ある程度廃棄が出るくらい仕入れることをマニュアルとしていました。

では、廃棄ロスが出ないような仕入れをすればどうなるのか。
廃棄が出ないように仕入れると今度は、商品棚は充実させることができない。
スカスカな商品棚になってしまい、顧客は寄り付きません。

この現象がある限り、廃棄ロスの課題はなくならないと感じます。

まとめ

人は購買行動をするとき、商品点数が多い店で選びたいという欲求が出ます。
コンビニエンスストアが近くに何店舗かあるならば、その中で商品点数が多い店を選ぶのです。
たとえば、お弁当を買いに行くという目的であれば、お弁当が充実している店に行きたがるのです。

コンビニエンスストアも評判、クチコミがネット上で書き込みされており、商品が充実しているのかを評価されています。
どの店も同じという評価にはならないのです。
同じコンビニエンスストアでも違いを見つけ、顧客は店を選んでいます。

顧客から見て魅力ある店舗をつくりながら、廃棄ロスを最低にしていく。
今後も改善・改良の余地がある分野です。
解決の方法はまだこれから出てくると思われます。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。公式Webサイトhttps://www.fujiwaratakeyoshi.jp/