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〜不利な状況でも経営を加速させる原理を公開〜

過去との比較で自分を説明するリーダーとは

fjconsultants Blog:4,668投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

新しい一面の発見

リーダー候補の方との面談。
実施する度に、新しい一面を発見します。
プラスのこともあれば、マイナス面もあります。
今まで知らなかったプラス面を聞いたときは、驚きと新鮮さを感じます。

その先に行くと本人が気が付いていないプラス面を発見できるときもあります。
本人が気がつかない側面の発見は稀にしかありません。
そのような面談の成功と言えるでしょう。

本人が気がついていない側面は、なぜ見つかるのか。なぜ見つからないのか。
それは、経験から考えるクセがあるからです。
経験の中からプラスな部分を考えてしまうのが限定的。
可能性は経験の外にある場合もあるからです。

ただ、本人の特性によってはプラス面ではなくマイナスな領域が見えてくることもあります。

前のところでは

あるリーダーの面談で気になったことが出てきました。
気になったのは
『前の部署では・・・でした』
『前のところでは・・・なのです』
と、頻繁に前のことと比較するのです。

不思議な感覚でした。
「どうして比較して話しをするの?」
と率直に聞いたところ、
『そうですか』
と無自覚のようでした。

無自覚、無意識で比較して説明するのです。
しかも、その説明が
「前と比較して現在が特殊」
「前より難しい」
「前のパターンだと結果を出せるが・・・」
と現在の環境について言い訳をしているように聞こえるのです。
これは、なぜでしょうか。

ピークがどこにあるのか

人は自分の輝かしい過去があると、そこに固執します。
その輝かしい過去が頂点(ピーク)だからです。
大切にとっておきたい部分であり、他人から触れられたくない領域でもあります。

・過去の話を何度もする
・過去と比較して話をする

どうしても過去を基点にしゃべっているのです。
この場合、問題点があります。
それは、ピークが過去にある人は、これから将来に頂点をつくるつもりがありません。
ピークを過ぎて下降局面にいると感じています。
頂点をつくるつもりがあっても、不可能だと感じています。

だから、過去を持ち出すのです。
将来に対して逃避行中だと思ってまちがいありません。

まとめ

過去を語り出したら、過去を一旦封じ込めた方が良さそうです。
過去が良かったのは確かかもしれませんが、将来への関連性はありません。
あくまでも過去は過去。
個人の思い出にしておきましょう。
可能性は、将来に対して発生します。
過去の結果は不変。
変わることはありません。
あくまでも仕事では、過去を超えることだけ求められています。
その流れ、その原則は変わらないのです。

振り返って過去話が多いときは要注意です。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。公式Webサイトhttps://www.fujiwaratakeyoshi.jp/