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新分野の商品開発スタートは社内で判断できる情報量が求められている

売れると思うのですが反応はない

「提案したのですが、反応がありませんでした。でも売れると思うのです」
話しを聞きながら可能性を感じました。取り組んだ方が良い、テスト販売でもいいのでスタートすべきだと感じたのです。
しかし会社の中では賛成は得られません。なぜでしょうか。
今回の場合は、ある理由が原因でした。

判断できる人がいるのか

既存の商品群から外れた新ジャンルの商品だったのが原因です。新ジャンルのため社内に判断できる人がいない。そのジャンルに精通した人がいなかったのが反応がない原因なのです。そのため、1回の社内提案だけでは不足しているのです。当人は1回提案したが反応がない、もしくは反応がわるかったと感じているようです。私の感覚では「判断できないだけ」であり、情報不足だと判断しました。提案しても情報が不足している場合は、社内の人たちも判断できないのです。

社内への情報不足解消

誰しも知らない分野のことは判断できない。もしくは慎重な判断しか下さない。そのため、安全圏の中で判断をしているのです。テスト販売するということさえ認められないのです。責任を取りたくないという心境もありますし、売れるかどうか判断できない商品はマイナス点を見つけようとしてしまうのです。責任感が強い人ほど慎重論を出してきます。決して感情論で話しをしているわけではなく、会社のためを思って発言はしています。

人は情報空間の中で生きており、情報空間の中で判断しています。判断できない場合や判断を間違えている場合は単に情報がない状態か、情報が不足していると推測できます。なので、今回の提案も継続的に情報発信を社内向けにすることにしました。客観的な市場規模や競合商品について情報を提供していくのです。数値で語るのはもちろん、資料もわかりやすく簡潔に作成する。時間をかけて作成する必要はないので1枚か2枚の資料を定期的に出し続ける。その姿勢と伝わる情報量が判断できる領域へと導きます。ある臨界点を超えると正確な判断ができるようになります。解像度が上がった状態と表現されることがあります。解像度が高い状態になれば適切な判断が自然と導かれていくのです。

まとめ

今回取り上げた内容は伝統ある企業に限らずスタートアップ企業でも発生します。年齢に関係なく発生する事象です。提案をする担当者は何度も提案し続けることで最終的にはテスト販売まで到達するでしょう。しかし、1回や2回で止めてしまえば商品化されることはありません。そこは担当者の熱量だと思います。新しい商品やサービスは担当者の思い込みや熱量で左右されることもあるのです。売れると思ったものは最後まで言い続けることです。そのための情報も提供し続けること。そこから開けることもあるからです。ビジネスはやってみないとわかりません。

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ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,784投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆