雇用の変化

先日気づいたことがあります。いつも宿泊場所にしているビジネスホテルの清掃されている方についてです。年齢が若くなったと感じたのです。
30代40代の方でしょうか。男性女性問わず全員が若くなったように見えました。

これは何を意味してるのでしょう。
雇用は需要と供給によって決まりますが、ある業界が止まってしまった場合、人財が放出されてしまいます。世相を表しています。採用面接をしていると特定の業界から人財が放出されているのに気がつくところがありました。その受け皿になるのは、人財不足の業界です。

介護業界がこの2年間人材を採用してきたと聞いています。受け皿になっていたのです。
ホテル宿泊業界は逆に人財が放出されていったと考えていました。しかし実際は若返りをしているところみるとそうでもなさそうです。これは推測すると、外国人労働者が帰国したためではないでしょうか。
そのため人材不足が部分的に発生していたと考えられます。

振り返ると気がつく

人財の移動は急に変わります。突然かることがよくあります。
3年前4年前を振り返ってください。

どの企業も人材不足ではなかったでしょうか。募集をかけても人材が来ないと嘆いていたことを思い出します。今は人材不足について困っていると言う話はほとんど来ことありません。

今後はどうでしょうか。観光や宿泊業界においてはリベンジ消費が待っています。しかしそのために今から人材を準備する企業は少ない。本当に増えるか、本当にリベンジ消費が発生するのか懐疑的だからです。疑っているのです。

もし急にリベンジ消費が発生するならば、現場はいきなり人材不足に見舞われます。現場のリーダーは今から準備をしなければいけないと考えています。また採用担当の方は、採用に向けた準備だけでもしておくことです。

まとめ

人財確保は企業の生命線です。企業規模に関わらず人財にはお金と時間を投資しています。ただ、抱えすぎる不安もあるのは事実です。ギリギリの人数で運営するのが理想ですが対応力の幅はありません。繁忙期、閑散期がはっきりするビジネスにおいては、どちらに合わせて確保するのかが迷うところです。

需要が予想できる場合は人財確保も事前対応できますが、予想できない時期は対応が遅れてしまう。予想が重要な時期が来ていると感じます。

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ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,818投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆