オープンな地図

オープンストリートマップという取り組みがあります。地図のウィキペディアWikipediaと呼ばれ、だれもが参加できる、みなでつくりあげていく地図です。新しい建物ができればオープンストリートマップに追加していく。そうすれば最新の地図ができあがる。他にも、イベントで地図をつくりあげていくことも行われています。「マッピングパーティー」と呼ばれ、歩きながら、散策しながら地図に情報を追加するイベントになります。

OpenStreetMap(OSM)は、誰でも自由に地図を使えるよう、みんなでオープンデータの地理情報を作るプロジェクトです。プロジェクトには、誰でも自由に参加して、誰でも自由に地図を編集して、誰でも自由に地図を利用することが出来ます。

https://openstreetmap.jp/

教育の場でも活用

こうしたオープンなサービスは教育の場でも活用されています。青山学院大学では「避難を支援する拠点」の情報を公開地図にマッピングし反映させる取り組みが行われました。クライシスマッピングを学ぶときに使われているのです。

大学での活用事例

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO62119220Y2A620C2TCN000/

クライシスマッピングとは

クライシスマッピングとは災害発生時に現地の状況をリアルで伝えることです。SNSはリアルタイムの情報収集には便利ですが、情報の集約ができません。地図にリアルタイム情報を集約させれば活用できる情報になっていくのです。

クライシスマッピングとは、危機、通常は自然災害または社会的/政治的紛争の最中にデータをリアルタイムで収集、表示、分析することです。通常、危機マッピングプロジェクトでは、一般市民や危機対応者を含む多数の人々が、遠隔地または危機の現場から情報を提供することができます。

https://en.m.wikipedia.org/wiki/Crisis_mapping

まとめ

たかが地図、されど地図です。ビジネスにおいても地図を読めない人は成功しません。特にマーケティングでは地図活用が欠かせないのです。オープンストリートマップのような情報もビジネスにも活用できるので知っておいて損はないでしょう。

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ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,916投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆