余裕があるから ないように見せられる

余裕がない人ほど、余裕を見せる。余裕がある人ほど余裕がないそぶりをする。そんなことを感じる瞬間がありました。どの場面でそのように感じたのかは書きませんが、リーダーの姿勢の見せ方を感じる瞬間でした。

簡単に言えば、順調な人ほど危機感を感じているのを公開していますが、本当の危機感を感じている人は悟られたくないのか余裕があるかのように見せるのです。

隠したい

余裕がないときは目の前の課題が解決できないときです。解決できないからこそ余裕がないわけですが、心が落ち着くのは解決のための糸口を探しているときだけです。解決のためにリサーチする、調べる、ヒアリングするといった解決への行動時間が長く取れるほど心が落ち着いていくのです。

しかし、そこに意識が向かうことができないときは先送りにしてしまいますが、実はイライラ感は増えるばかり。ストレスになります。リラックスしようとしても、できません。リラックスするために、ゆったりしても身体の力は抜けず、かえって疲れが溜まります。

顔に出てしまう

余裕があるのか、ないのか、を判断するときがきたら、その方の顔を見ることです。余裕があれば、顔に出ます。余裕がないときも顔に出ます。顔には表情筋が30種類以上あり、完璧に隠し通すことはできません。気になることがあれば、何かしら表情に出てしまうものなのです。

この人は安心できる、信用できる、この人は怪しい、と判断すると思いますが、それは雰囲気を感じ取っているのです。結局は顔を見て、しゃべるところを見ながら判断していると思います。

まとめ

環境変化が激しい時期は不安定になる時期でもあります。いつもお会いする人も変化しているかもしれません。瞬時に察知してあげることも必要な時期でしょう。そうすることで信頼関係が増すかもしれません。今はちょうど断絶から回復への途中です。過去につながっていたことも切れているかもしれないと考えておいた方がよさそうです。

いったん離れたところからリスタートする形です。お客様との関係にも当てはまります。なかなかお会いできなかったお客様にもお会いすることがあると思いますが、過去の関係からスタートできるかは分かりません。わからないと思っているところからスタートした方がうまくいくのではないでしょうか。当たり前が当たり前ではない。そんな形です。

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ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,935投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆