成長軌道に入った
遅れている人たちばかりではありません。逆に、成長軌道に入った企業も見るようになりました。成長軌道に入った企業では、一人当たりの生産性が2倍程度まで到達するのが見えてきたケースであったり、集客の仕組みが回り出して目指していた顧客数が集まるようになり手ごたえを感じています。
規模に関係なく
この成長軌道に入る企業は、会社の規模はあまり関係ありません。数人から数百人の会社まで同じようなことが発生するからです。今後あるべき姿として、1人当たりの生産性や1人当たりの売上高を成長させることは注目されるでしょう。そのためには、効率を上げるだけでは到達しません。そこには成長戦略が求められると思います。
成長戦略
最近の事例では、一人当たりの売上高が計画通りに増加している企業があります。準備期間は約1年半ぐらいかかりました。一人当たりの売上高を増やすために、次のようなことを準備していったのです。
- 情報共有システム作成
- 集客からクロージングまでの営業戦略見直し
- ブランディング戦略構築
このような準備をすると、どのようなことが起こるのか想像できるでしょうか。お客様の層が変化してくるのです。その手ごたえがつかめれば、今後は一気に成長が加速するのです。二次曲線を描きながら成功するといわれるのは、このように準備が整った後に顧客層の急激な転換が発生するからです。次の1年間2年間で大きく様変わりしていくのです。
多面的な根拠
成長軌道に入るためには、複合的に多面的に成長の根拠をつくっていくことになります。忙しくなるとなかなか進まなくなることもありますが、毎月1歩ずつでも前に進めるのが、準備する上でのコツになります。
- 止めないこと
- 停滞させないこと
がポイントです。閑散期だけ取り込むのは間違いだと思います。繁忙期であっても、少しだけ進捗させることが成長起動へ入ることになるのです。
まとめ
スタッフの人数が限られていたり、繁忙期と閑散期が年間を通して、何度もある企業にとっては、将来の準備はフェードアウトになるか、停滞する、もしくは止まってしまいます。それを進捗させられるリーダーが、企業を成長させていきます。成長のためにやるべきことはすでに気がついているはずです。あとはやるだけです。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆