ビジネスにおける計画性と無計画性

今回は、ビジネスにおける「計画性」と「無計画性」の違いについて考察します。成功を追求するためには、これら2つの概念を適切に理解し、その特性を知ることがカギとなるのではないかと考えています。100%計画性がある場合と80%、60%と計画性の率はちがいがあります。それぞれの特性を知っておくことでビジネスプロセスのスピードが変化します。その点を考えてみたいと思います。

計画性とは

計画性は、目標を達成するために行動を予定し、その実行を管理するプロセスを指します。ビジネスにおいては、戦略策定、予算計画、マーケティング戦略の設計など、計画性が欠かせません。計画性があるビジネスは、目標の明確化、リソースの適切な配分、スケジュール管理などを通じて、効率的かつ効果的に目標達成を目指します。計画性はリスクを予防し、不確実性を最小限に抑えることで、安定した成果を生み出す可能性を高めます。

無計画性とは

一方で、無計画性は、事前に定められた計画やルーティンにとらわれず、直感や柔軟性に基づいて行動することを意味します。無計画性は、新しいアイデアや創造性を生み出す源泉となり良い意味での方向転換が可能です。ビジネスにおける無計画性は、状況の変化に即座に対応し、新しいチャンスをつかむ能力を養うことができます。突発的な市場の変化、新たな競合の登場、予想外の問題の発生など、不確実なビジネス環境に対応するためには、無計画性が求められます。

計画性と無計画性のバランス

ビジネス成功の鍵は、計画性と無計画性の適切なバランスにあると考えています。通常は計画性がある方が良い、とされています。しかし、そうでしょうか。すべてを計画することは、創造性や柔軟性を抑え込む可能性があるからです。また、すべてを無計画にすると、目標の達成が困難になり、リソースが無駄になるので避けるべきでしょう。

年によって変化をつける

計画性の率を決めるとき、時代の変化率によって変化させましょう。時代が急激に変わる年は計画性を下げて、スピード重視にする。変化対応に重きを置く手法です。逆に安定期の年は変化がないので、計画性を100%近くまで高めてしまい、予想通りの結果を出していくのが正解です。となると、計画性が高いことだけが正しいとはいえないのです。特に市場シェアが低いときは計画性に縛られると予期せぬ成長を見逃すことになるでしょう。

まとめ

計画性と無計画性は相反する概念ではありますが、プロセスの異なる達成方法だという認識にしておいた方がよさそうです。戦略や実行計画では、きっちりと計画を立てても良いのですが、急激な変更を迫られたときのパターンも想像しておくのが本当の計画性なのかもしれません。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆