リーダーシップと前向きな視点

リーダーとは、単にチームのスタッフを導く者ではなく、困難な状況においても、希望の灯を絶やさず、前進する道を照らす存在。しかし、世の中には、現状に対して否定的な意見しか出せないリーダーが存在します。被害者意識を抱え、物事を悲観的にとらえがちのリーダーです。否定的、被害者意識、悲観的な人はリーダーには不適。向いていません。しかし、現実にはそんなリーダーを見ることがまだあります。では、このような思考傾向を持つ人がリーダーになると、どのような影響があるのでしょうか?

チームへの影響

否定的な思考を持つリーダーは、しばしばチームのモチベーションを低下させます。被害者意識にとらわれたリーダーは、問題を克服するよりも、その問題に固執し、チームの士気を削ぎます。リーダーが自分の職務を否定してしまうこともあります。

また否定的な思考を持つ人は、問題に直面した際に、その解決よりも職務のマイナス点に焦点を当てがちです。不足を見出したり、欠乏感を出してきます。このままでは創造的かつ効果的な解決策を見出すことはできないでしょう。そのため、希望に満ちたビジョンを描くことが難しくなり、結果として、チームは方向性を見失い、混乱してしまうのです。

次のステージへ

では、否定的な思考から脱却し、リーダーとしての資質を高めるにはどうすればよいのでしょうか?

  1. ポジティブ思考の習慣化
    毎日の小さな成功を認識し、「できるかもしれない」と意識する。これにより、ポジティブな思考が習慣化されるはずです
  2. 挑戦をチャンスと捉える
    困難は成長する機会ととらえること。これにより、挑戦的な状況に対する姿勢が変わります
  3. 自己反省と成長
    自身の考え方や行動について定期的に反省し、改善することがここではポイント。また、他者の意見に耳を傾けましょう。

まとめ

リーダーシップは、否定的な思考にとらわれることなく、希望と情熱で前進することから始まります。自身の考え方一つで、周囲の世界を変えることができるのです。それがリーダーです。道なきみちを進むことができ、新たな道を創り出す人でもあります。

そのためには、可能性を信じ、可能性を見出し、可能性にかけるのです。そうすれば、希望を持ちながら、常に前を向いて歩むことができます。最終的には、真のリーダーシップを発揮することができるようになるでしょう。

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