言い出せない理由

ビジネスでは、一人ひとりが自分の力を十分発揮し、チーム(会社)に貢献することが求められています。しかし、ミーティングや打ち合わせの場で積極的に発言できない社員が少なからず存在するのが現状です。「恥ずかしい」「正解じゃないと言われるのが嫌だ」「言おうと思ったが言い出せない」といった理由から、自分の意見を表明できない人の中には、根本的に「自分に自信がない」という気持ちを抱えているようです。先日も確認したところ、そのような根本原因があるのがわかりました。

見えにくい領域

自信のなさは、表面上はわかりにくい領域です。一見自信を持って話している人の中にも、内面では自信がない人がいるかもしれません。そのため、リーダーはスタッフの内面を深いところで理解しながら、サポートを行う必要があります。深いところで理解することがココではポイントです。自信がない人だったのか、と後から気がついても遅く、早い段階で理解したい領域なのです。

ある状態へ

自信がない状態から自信がある状況へ移行するには、いくつかポイントがあります。まず、やってはいけないのが、いきなりトップスピードでやる気を出させることです。自信のないスタッフに対して、急激に「やる気」を要求し、高いパフォーマンスを期待すると、かえって逆効果になってしまう可能性があるのです。できない課題を与えられ、「できる自分」を演じなければならないとき、大きな矛盾を感じ、精神的に追い詰められてしまいます。そうならないためにも、いきなりのトップスピード、全力疾走は避けたいところです。

ポテンシャル実感

では、どうするのか。やる気を出すよりも、まず自分の能力やポテンシャルを自覚し実感してもらうことです。「自分でもできるかもしれない」と感じる機会をつくることからです。これをマインドセットと呼んだりします。リーダーが「もし、こうしたらできるはずだよ」と、スタッフの可能性を信じ、そのメッセージを伝え続けることが重要なのです。

まとめ

具体的には、スタッフの成長領域だけに着目し、可能性を見出してあげることもリーダーの役割です。未完成の能力の中には「本人が気がついていない領域」が存在しているものです。意見がなかなか言えなかった人が立派なリーダーになっていくことはあります。将来は誰にもわからないものだと実感しています。そんな予想外の成長を目指して、丁寧なスタートさせていきたいと常に思っています。スタートを間違うと成長するチャンスも失ってしまうからです。そこを意識したいと思います。

——————————-
スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ 藤原毅芳 運営 執筆