アルファベットが初の円建て社債
資金調達は企業の生命線です。特に成長著しい業界は、成長スピードを求められるので資金を調達しながら最高スピードを狙うことになります。現在、AIのサーバー投資は異常なレベルまで規模が拡大しています。サーバーの拡大がAIの機能拡張になっており、新規サーバー構築が不可欠なのです。
そのためか、Googleの親会社アルファベットが、初めて円建て社債の発行予定というニュースが出てきました。資金調達の手段として、最長40年の円建て社債を発行するのです。資金潤沢なイメージのあるアルファベットですが、このような資金調達をするのは、巨大な投資が控えているのが要因です。AI設備投資の予定がアルファベットの場合、2026年度で
・最大29兆円規模
になるようです。最大の数値なので、資金調達ができれば最大でこの規模の設備投資をするのでしょう。日本の円建てだけでなく、各国の通貨で調達を予定しているようです。
市場では、この資金調達の規模が大き過ぎるので、マイナス評価になっているようです。かなりリスクを取りながら進めているのがわかります。
巨大企業のAI投資
AIの性能を上げるには、高性能な巨大サーバーを設置し、大規模な電気量を消費させるのが前提となっています。懸念事項としては、投資した設備が何年稼働できるのか、ということ。サーバーで使用するチップの寿命が短いのではないか、と予想されているからです。毎年、高性能なチップが開発されており、設置したサーバーが陳腐化するスピードが速いと予想できるからです。
省電力AI開発も進む
AIのスタートアップの中には、
・省電力AI
を開発しているところもあります。同じ性能でありながら、AI自体を小さくできる技術開発です。小さくなればサーバー稼働も少なくなり、電力消費も小さくなるAIです。
この開発は、進んでいくと
・サーバー不要のAI
も実現していきます。現在でも、
・スマホで動くAI
は試すことができますが、まだ動きが鈍い。これが、機能向上することで、スマホやパソコンだけで稼働できるようにもなるのです。
まとめ
Googleの円建て社債は、業界のスピードを感じさせるできごとです。この規模で資金調達するうことでマイナス評価が出るのはわかっていたと思いますが、突き進めなければならない状況があるのです。
業界のシェア争いがまだ固定化されていない状況がAIに関してはまだ続きますので、このような大型資金調達によるAIへの設備投資も継続されていくでしょう。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ 藤原毅芳(fujiwara takeyoshi) 運営 執筆
