値上げ宣言の中身から考えると
Appleが世界一斉にMacbookとiPadの価格を引き上げました。日本では2〜3割の値上げになります。MacBook Airは4万円増、Mac Studioにいたっては9万円以上の上乗せです。
理由は
・メモリー価格の高騰
です。 2026年だけでも上がり続けており、今後も上昇の見通しです。ティム・クックCEOはメディアのインタビューで「AI需要による半導体高騰で値上げは不可避」とコメントしています。
一見すると、やむを得ないコスト転嫁の話に聞こえます。でも、この発言を額面どおりに受け取ってはいけません。
注目すべきは
・iPhoneとApple Watchが値上げ対象外
だという事実。 Appleは「全部上げます」とは言っていない。稼ぎ頭のiPhoneは据え置き、AI需要でメモリーを大量搭載するMacbookとiPadだけをピンポイントで上げているように感じています。これは単なるコスト転嫁ではないでしょう。
CEOの交代が控えている
AppleはCEOの交代が決まっています。ティム・クック氏は交代前の
・大幅値上げ
を断行したのを見ると、最後の仕事だと思って決断したと思います。大幅な値上げは
・業績を左右
します。そのとき、新しいCEOの責任になるよりは、前任者として決断した方が良いという判断があったと感じています。最後の置き土産ではないかと思います。
このような事例は聞いたことがあります。後任にスムーズに引き継ぐために、大きな責任をともなう決断をするリーダーの話です。
まとめ
Appleの値上げは、単なるニュースとして見るのではなく、トップの社長の決断が行われたと見れば、
・リーダーの決断タイミング
の事例として理解できると思います。
「上げるべきものは上げる」と判断するのですが、
・どのタイミングで
・いくら値上げするのか
は迷う部分。正解はありません。実際に値上げしてから結果を見るしかありません。今回のAppleのように
・「何を上げ、何を据え置くか」
という戦略も有効だと感じます。主力のiPhoneは値上げを発表していないのを見ると、製品の一部分だけの大幅値上げが今回の決断内容だとわかります。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ 藤原毅芳(fujiwara takeyoshi) 運営 執筆
