まとめて渡してます。
新しい人が入ってきたとき、あなたの会社ではどうしているでしょうか。最近はマニュアル作りがAIによって楽になったせいか、
・マニュアル化
が進行しています。とても良い動き。重要ではあるが、なかなか手がつかないのがマニュアル作成。新人さんが入るたびに
・今回こそはマニュアルを作成する
と意気込む人もいます。
ただ、分厚いマニュアルを渡すだけでよいのでしょうか。
・見ておいて
・読んでおいて
と言われても、渡された方も困ってしまいます。中には、専門書を1冊渡して読んでおいて、という教え方をする人もいますね。
教える側と教えられる側
これが「教育」なのでしょうか。または、これを教育してます、と呼んでいるのでしょうか。教える側は、一生懸命考えて、渡しており、そこには、悪気はありません。ただ、すれ違いは生じます。
・「自分もそうやって育ってきたから」
という気持ちが教える側にはあるのでしょう。
ここで、ポイントは専門知識の習得プロセスです。どの順番で、どの量で進めたらいいのか、を教える側が設計しなければなりません。いきなり1冊を渡して、読んでおいて、といった成長できる人は、限られるでしょう。
プロセス構築からスタート
専門知識の習得に限っていえば、最初の壁は
・専門用語
です。ここから、順番に理解しなければなりません。丁寧な理解がここでは求められます。それを、1日で覚えて、1週間で覚えて、と伝えたら、教えられる側はパンクするでしょう。
おそらく、教えている人は、自分がどの程度の時間をかけて習得してきたのか、覚えていないのだと感じます。専門用語に慣れ親しみながら、覚えていく時間と回数を忘れているのです。そのため、
・早急に育てたい
・急いで成長してほしい
が先に出ていまいます。はっきり言いますが、教える側が一生懸命ならば
・最短で習得
できるとは限らない。そうならないのを知っておくことです。
ではどうすればいいのか
専門領域の習得は、最初に時間をかけるのは、専門用語の数です。その数がある一定を超えるまでは時間をかけます。一定を超えてからは、一気に成長します。理解のスピードに加速がついてきます。
このタイミングがわからない人が教えていると、専門用語をすぐに覚えて、と言ってしまいます。専門用語は、単なる言葉ではなく、そこに意味があります。その意味を理解すること、がここでは覚えるという水準になります。
まとめ
教育に正解はありませんが、専門領域を一定の水準まで習得することは平準化できます。専門用語を理解しながら覚えるときは
・反復
・時間
をかけて行うこと。その理解と記憶が一定の水準を超えたとき、速度を上げて教えていくことになります。このスピード感覚を知らずして、最初からトップスピードを求めると、お互いが疲弊してしまいます。その点は避けたい部分だと考えています。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ 藤原毅芳(fujiwara takeyoshi) 運営 執筆
