ビジネスをひらめいた時、
「これなら売れる!」
と叫んでしまいますが、翌日くらいには
マーケットリサーチをしたいところです。
冷静に。
このマーケットリサーチは、業界によって
リサーチの難易度
がちがっています。
簡単にわかる業界もあれば、なかなか
情報が出てこないところもあるのです。
たとえば、自動車などは、ナンバー登録が
必要なので、登録台数が公に発表されて
います。
しかも、メーカー別台数までわかります。
その他にも、小売業や飲食など、日頃から
顧客として接している業界は比較的わかりやすい
ですね。
わかりにくいのが、B to Bと呼ばれる法人対法人の
商売です。
通常は、業界専門の情報を調べていくのが
基本ですが、ここでは、他に参考になる
情報をあげておきます。
公正取引委員会発表、業界ごとの
上位3社のシェア率。
あらためて見直してみますと
ほとんどの業界が
【3社で80%】
を占めていることがわかります。
80%以下で目についたところは
コーヒー
発光ダイオード
化粧品
タイル
扇風機
生命保険業
旅行業
(出荷ベース)
上位3社のシェアが低いということは、
【参入しやすい】
業界であることが想像できますし、
【業界の約束事】
も固まっていない場合が多い、ということです。
マーケットリサーチに話を戻せば
上位3社で80%以上の業界ならば、その3社を
徹底的に調べれば、リサーチ作業のほとんどは
終わってしまいますね。
業界特有の
商取引習慣
流通ルートの流れ
価格設定の歴史
値引き幅
などをリサーチしながら、業界へ自分たちの
ビジネスを打って出るか判断していくことに
なるのです。