家にいると

リモートワークの普及で、家にいる時間が増加しました。3年間も続いたので習慣になっている人もいます。そのため、こんな会話が耳に入ってきました。
「家にいる方がお金が貯まるよ」
という発言。移動中に隣の会話の中から、そこだけ耳に入ってきたのです。なぜか耳に残ったセリフです。

家にいる方がお金が貯まる、家にいる方が良い、というのは本当なのでしょうか?今回は、家にいることについて深掘りします。

削減できる内容

思いつくままに家にいることのメリットをあげてみます。

1. 交通費の節約
家にいることで一番大きな節約ポイントとなるのが交通費です。通勤や外出時にかかるバス、電車、タクシーなどの費用が不要になります。

2. 外食費の削減
外出を控えることで、ランチやカフェ、外食時の支出が大幅に減少します。家での手作り料理を楽しむことで、食費を節約しつつ、健康的な食生活を送ることが可能です。夜の会食が多かった方はかなりの出費減になっているはずです。外でのアルコール摂取回数も減ったのではないでしょうか。外の方がアルコール摂取量が多く、家だと少ない人もいるので、アルコール消費量はトータルで減っているように感じます。

3. 余計なショッピングを避ける
家にいると、無駄な買い物や衝動買いが減ります。ショッピングモールや店舗への誘惑がなくなるはずです。しかし、ネットショッピングにハマると逆に出費が増えることもあります。

4. エンターテインメントのコスト削減
映画館やライブイベント、アトラクションにかかる費用を節約できます。代わりに、NetflixやAmazon Prime、ゲームなどのオンライン配信サービスを利用することで、低コストでエンターテインメントを楽しむことができます。ただ飽きてくるという問題はクリアできません。

5. その他の節約ポイント
家での時間が増えることで、趣味や勉強、スキルアップなどに時間を投資することができます。これは直接的な節約ではありませんが、将来的な収入アップの可能性を秘めています。空前の勉強ブームが来るのではないか、と期待されていた部分です。ただ、そこまで勉強ブームは来ませんでした。

まとめ

「家にいる方がお金が貯まる」という発言をされた方は旅行をしている様子でした。家にいるとお金は貯まるのですが、それだけではやはり物足りないのでしょう。だから旅行に投資しているのです。

こうして振り返ってみると、節約と効果的な投資を求めているのを感じます。出費に関しては過去3年間の「使わない習慣」「払わない習慣」から簡単には抜け出せそうにありません。瞬間的なリベンジ消費は発生しても、継続的な消費につながっていないと感じます。そこが今後のポイントになるでしょう。価値があるところにしか人は集まらないのを実感しています。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆