本気

AIの競争はChatGPTが一歩先に進んでいるようです。データがあまり出てきませんが、ChatGPTは2億人のユーザーがいるようです。売上は5000億円程度と言われています。コストは7500億円かかっているとも言われており、まだ収益化はしていないようです。この辺りは正確な数字ではないので、いずれわかったときに取り上げたいと思います。

そんなChatGPTを追いかけるGoogleは、ようやくですがサービスをローンチしています。下記は画像生成のAI「Image FX」になります。使ってみるとリアルな画像が生成するレベルに達しており、紹介することにしました。Googleの本気が伝わるサービスローンチだと感じています。ChatGPTなどを追いかける立場にあるのでこれからが楽しみです。

Google : Image FX
https://aitestkitchen.withgoogle.com/ja/tools/image-fx

使い方


1)Image FX にアクセスします
2)Googleのアカウントでログインします(右上)
3)プロンプトを入力します
  例「35mm film , songwriter ,future world, sunglass , guitar 」
4)次のような画像が生成されます(3枚から4枚程度一度に生成されます)
5)単語には、プルダウンで他のプロンプト候補が表示されるので違うバージョンの画像も生成が簡単に可能

画像生成は指の描写が不正確な場合が多く、苦手としています。これは他の画像生成AIを利用しているとわかります。それが今回のImage FXではそれがありません。きちんと描写されています。拡大するとよくわかります。このレベルなら利用しても良いと思わせる感じです。

guitar

今後

今後は、画像だけでなく映像の生成AIも準備されています。Googleは少し遅れてローンチしている状態ですがハイレベルな内容で出してくるはず。そうなると、リアルな画像、リアルな映像が誰でも手に入れることができるでしょう。プロンプト(文字)から画像や映像が簡単に生成できるのです。

まとめ

2年前にChatGPTが出てきたとき、AIの研究をしている大学教授が「AIは映像を生成するのは苦手」と言っていたのを覚えています。それを超越する時期にきました。たった2年後のことです。専門家が指摘していた課題を難なくクリアしているのです。これが想像以上のスピードで進化しているAIの現状です。画像生成、映像生成は、とりあえず広告、宣伝、CM、資料などで多用されるでしょう。完成度の高い資料も当たり前になると思います。それを知らないと差が開きそうです。

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