AIの答え、そのまま

ペンシルベニア大学認知行動科学の研究チームが調査した結果があります。
・1,372人
・9,000件超の実験
結果です。それは、
・AIが正しい答えを出したとき、93%がそのまま受け入れた
・AIが間違った答えを出したときでさえ、80%がそのまま受け入れた
というもの。衝撃的な事実と受け止められています。これ、実際に同じことを見ています。ビジネスにおいて、知らない専門用語を調べるとき
・AIに聞く
と答えてくれます。しかし、耳から入ってきた専門用語をまちがった単語やまちがった漢字でAIに聞くと
・それなりの答え
を出してくれるのです。こちらがまちがいに気がつくまで、そのままでした。他の人も報告書を読んでいましたが、指摘はありませんでした。

疑えない人が何割か

このように考えてみると、AIの返答の正否がわからないことが増えていきます。データでも
・AIの答えを「疑えない」人:7割超
と言われています。これは分野や経験値によってちがいますが、ビジネスの場においては、今後問題になる領域だと感じています。

AIの回答を検証することなく、無批判に自分の意見として受け入れてしまう状態のこと
「認知的降伏」
と呼んでいますが、この言葉が当たり前のように聞こえてくる状況が来るかもしれません。

「AIを使えば判断が速くなる」けど

仕事は速くなります。短縮されますし、生産性も上がります。しかし、その内容について
・正否の判定
・内容の精査
ができる人が必要になります。1人でもいいので、そのような判断ができる人がいなければなりません。

まとめ

AIは楽しいツールです。毎日使う価値もあります。しかし、あくまでも道具でしかありません。すべてを委ねるわけにはいかないのです。人の思考や判断力には価値が発生します。これはAIが出てきたときから提唱されていました。

今は、普及したAIを利用して仕事するようになっているので、当初提唱されていた価値が発生し始めています。人に残された仕事は
・責任
・判断
だけになるでしょう。しかし、このふたつは、そう簡単に手に入られれるものでもありません。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ 藤原毅芳(fujiwara takeyoshi) 運営 執筆