言葉が刺さる理由

「だから努力は迷信だと切り捨てて、何かを求めて取り組むことへの信頼をなくしたら、終わりなんだろう。やり続けたからといって何かに必ず到達できるものでもない。でもやらなければ、どこにもたどり着かない」。

意味深な言葉です。

・努力を迷信だと切り捨てたら終わりだろう
・目標へ取り組む信頼をなくしたら終わり
・やり続けても到達できるものでもない
・でも、やらなければどこにもたどり着かない

努力すること、努力を信頼することは欠かせない。しかし、それを続けても必ずではない。でも、進まなければ到達しない。どちらなんだ、と言いたくなるような内容です。でも、長期戦の人生においては真実です。哲学的な響きがあります。

「努力を評価してください」とビジネスでは言われることがあります。しかし、努力はまわりが評価することであり、自分から評価してと言うのは、ちょっとちがうのではないかと思っています。結果が出ていれば自然と評価されるはずです。結果が出ていないときは、自分から評価を求めない方がいいのではないでしょうか。

言いたくなるとき

結果がなかなか出ないとき「努力は迷信ではないか」と思いたくなる瞬間があります。全力で仕事しても受注にならない。良い商品をつくっても売れない。人財を育てたのに辞めていく。コツコツ積み上げたものが、景気の変動や外部環境の変化で一瞬にして崩れる。そんな経験を何度もすれば、努力に対する信頼が揺らぐのは当然のことです。

でも世の中はそんなことで満ち溢れているのです。10年20年かけて培ってきたものが一瞬で崩れることも周期的に起こっています。だから、言いたくなることはわかるのですが、努力の量と結果が比例していないことだけはわかっていた方が良さそうです。

「保証のない努力」を続けられるか

時間をかけて、全力を尽くして、努力したからといって売上が上がる保証はありません。利益が出る確約もない。それでも会社を維持成長し、顧客や関係者へ責任を果たすのがリーダーの役割。この「保証のない努力」を続けることこそが、リーダーの本質です。ただ、永遠に結果が出ないということもありません。やるべきことをやりながら、進めていくことで、必ず結果が出てくるものなのです。

まとめ

冒頭の言葉は、サッカーの三浦知良選手の言葉です。現役最年長。体調管理とトレーニングを欠かしていません。おそらく、自由時間はないでしょう。試合から逆算して時間配分をしているそうです。そこまでしても、結果が出るかは分かりません。でも、やらなければ結果も出ません。そこをわかっていながら続けられる姿勢がプロフェッショナルだと感じます。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ 藤原毅芳(fujiwara takeyoshi) 運営 執筆