「1年かけて方向性を決めていきたい・・・」
と、あるリーダーの言葉。
結局のところ、なにも決めないで1年間過ごしますよ、という
意思表示にしかすぎない。
会社全体の方向性を左右することならば、1年かけて方向性を
決めることも問題ではありません。
しかし、部分的に部署を任されているリーダーが1年間かけて
方向性を決めることは、ちょっと悠長です。
仮に、仮説がはっきりしており選択肢が限られるのであれば
少しは有効的ではありますが、今決められないリーダーが
1年後になにかを決断できるとは想像しにくいのが現実です。
ちょうど1年後は、経済状況も大きく動いているのは確実で
この時期に1年後に方向性を・・・と言われると、聞いている
こちらが焦りを感じますね。
「経営の最大の敵は時代だ」
と言われています。社内都合や自分都合で判断しようとする人は
この時代という敵にあっさりやられてしまうでしょうね。
しかも本人の気がつかないうちに。
それが現実であり事実ということになります。