転職について

私は転職活動をしたことがありません。
なぜなら、人材の専門家に言われた
言葉が鮮明に焼き付いているからです。

その方が
「転職して給与が実際に上がった人の
確率を知ってる?」
と質問してきました。

どのような意味かと言えば
転職時に一時的給与が上がる人は
いますが継続的に上がったままを
実現できる人は、何人くらいいるのか、

ということでした。

その時に言われた答えは
「200人に1人だけだよ」
と言われたのです。

「えっ」
と20代の私はショックを受けていたのを
覚えています。

はじめて世の中のレベルを
明確に理解したときだったと
思います。

それ以来、会社を変えることが
優先順位からはずれました。
自分の仕事のレベルを上げることが
優先になったのです。

給与や待遇の不満を会社のせいに
しない。
これは自分の実力の結果だと受け
入れることにしたのです。

仕事の実力は、必ず正当に評価
される、という法則があります。
時間がかかるかもしれませんが
本来備わっている実力に限りなく
評価は近づいていくのです。

世の中の法則を見ればわかります。
会社の評価も同じです。

上場会社は株価という成績表が
公開されています。
人気投票になるときもありますが
時間が経てば必ず本来の実力通りの
評価に落ち着きます。
正当な株価に収束していくのです。

この法則が人にも当てはまるのです。

原則が理解できれば人は努力が
可能になります。
理解が浅ければ、目先のことに
一喜一憂しながら、右往左往
しながら生きて行くことになります。

部下指導にも応用してください。
目先を理解させる前に、前提となる
原則を理解させること。
これが真の動機付けになるはずです。