組織を変革するときに押さえておく数字
【2割】の原則と【5割】の原則。
【2割】とは、組織が動き始める指標。
【5割】とは、組織が大きく変化しはじめる指標。
組織変革って簡単ではありません。
そんなことは、だれでも知っています。
簡単にできるなら、とっくにすばらしい会社に
なっているはずです。
変革のポイントを知っていることは、取り組むときに
リーダーの指針になります。
「どこまでやっても変わらないじゃないか」
という声をよく聞きます。
これは、指標を知らないから起こるのです。
知っていれば、スムーズに到達していたかもしれないのです。
まず【2割】で組織の雰囲気が変わりはじめます。
5人なら1人を越えてから
10人なら2人を越えてから
30人になら6人を越えてから
80人なら16人を越えてから
組織内の全体に変化が伝わる境界線なのです。
2割以下だと、変化させようとしていることが
伝わっていません。
だからこそ、組織は幹部から変えなければなりません。
ボトムアップではないのです。
ただ、2割では、雰囲気だけで実際の変革までは
到達していません。
次の指標が【5割】。
「取り残されたくない」という感情が出始める
地点です。
過去の携帯電話の普及や、現在のスマートフォンの
普及を例にとればわかりやすいでしょう。
自分のまわりが5割以上使い出したら、人間は
「遅れている」という事実を認識しはじめて
「取り残されたくない」という危機感を持ち
はじめるのです。
ここまでくれば、残りの人たちは、自動的に
巻き込まれていきます。
あとは、時間が自然に解決します。
まとめますと
【2割】のリーダーの意識を変え、
【5割】の人を巻き込んでいく。
これが組織変革の原則です。