環境があって性格が決まってしまう
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「あの◎◎社員はマイナス思考だ」
「あの◇◇社員は会社に忠誠心がない」
「あの△△社員は不平不満が多い」
という言葉を幹部の方から聞くことがあります。
これが一時的なものならいいのですが、
・決めつけてしまう
・レッテルを貼ってしまう
人が多いように感じます。
これでは、せっかくの人材も埋もれたまま。
本当は、もっと結果を出せるはずが、
人材の機会損失を招いていることになります。
いつもそんな時に、考えることは、
人間には、能力がもともと備わっているし、
【人は成長するから、将来はわからない】
ということです。
今の状態は、どちらでもいいのでは、
と思っているのです。
現状が
性格がわるい
後ろ向き
愚痴っている
すねている
という状態であっても、たまたま
そうなっているだけでしょう。
こちらが余裕を持って見てあげましょう、
ということです。
なぜなら、人間は環境に大きく左右されるからです。
【環境】と【性格】はセットで考えるべき。
こんな事例がありました。
ある支店に配属されると、なぜか
【ネクラになってしまう】
現象が続いたのです。
明るく、活発な人も、その支店に行き
数ヶ月すると、染まってしまうのです。
【環境】暗い:【性格】ネクラ
のパターン。
逆のパターンもあります。
第一印象は、「不平不満を言っている」人
でしたが、役割を変え、上司が変わると
積極的な人に変身したことも。
【環境】ストッパーなし:【性格】積極的
のパターン。
こればかりは、いつからそうなるのか
予測がつきません。
だれがそうなるかも、わかりません。
しかし、
誰もが、変わる可能性があります。
誰もが、成長する可能性があるのです。
だからこそ、可能性の芽をつんではいけない。
自分への戒めを込めて今日は書いています。
人にレッテルを貼って決めつけるのは楽ですが、
会社経営の中では、【教育】によって
人の可能性を追求し、予想以上の結果を
引き出すことがあるべき姿です。